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「と言う事で、当時は宜しく頼むよ！」
会議は無事に終わり、後は入試当日を待つのみとなった。
解散となり資料を片していると、突然マイクがAと相澤の肩に腕を回し、久々に飲みに行こうぜ！と誘って来た。
明日は休みだし偶には良いかと思い頷けば、Really！？と嬉しそうに驚いているマイクに、耳元で叫ぶなと眉間に皺を寄せて怒る相澤。
「だってよイレイザー！勿論お前も来るよなぁ？」
「相澤さんもご一緒に如何ですか？」
「まあ別に来なくてもいいぜ？俺とA二人っきりで飲「行く」食い気味ー！そうこなきゃな！」
HAHAHA！と笑いながら、着替えて来ると言い会議室を出て行ったマイクと、職員玄関で待ってろと伝えて後を追った相澤に頷き職員玄関へと足を向けた。
玄関前で暫く待っていれば、逆立てていた髪を下ろしハーフアップにしてお洒落な私服姿のマイクと、ヒーロースーツとあまり変わらない黒い私服姿の相澤がやって来た。
待たせたなと言う二人に大丈夫ですよと伝えて、三人は足並み揃え雄英高校を後にした。
他愛無い話をしていれば、あっという間にとある民家に到着し、三人は扉を開けてお構い無しに入っていく。
此処は一見民家の様に見えるが実はヒーロー御用達の隠れ家的居酒屋で、中に入れば一般的な個室居酒屋になったいた。
中に入れば、久しぶりだなと笑う顔馴染みの亭主に挨拶をして席に着く。
「いやぁ驚いたよ！まさかAちゃんが来てくれるなんてなぁ！で、例の彼氏様はどうした？一緒じゃねぇみてぇだが…」
お絞りとお通しを出しながら言う亭主に、彼氏とは何の事だと首を傾げた。
「あの、何方かと勘違いされてませんか？」
「ん？お前さん、ホークスと付き合ってるんだろ？」
「え！？」
「はぁ！？あの噂はやっぱり本当だったんじゃねーか！」
亭主の話に目を見開き驚けば、A以上に大声を出して騒ぐマイクと、Aを凝視する相澤。
此処まで噂が尾鰭を付けて広がっているのかと頭を抱え、必死に亭主達の誤解を解いた。
適当につまみと各々好きな酒を頼めば、先程のお詫びにと亭主から出汁巻卵を頂いた。
「これから俺も天使ちゃんって呼んじゃうかー？」
「もう！やめて下さいよ、天使ちゃんなんてそんな可愛いもんじゃないです」
向かいに座るマイクは酒を飲んでご機嫌なのか、楽しそうにホークスネタで弄ってくるので、無視を決め込み隣に座る相澤と会話を始めれば、シヴィー！と叫ぶマイクに相澤は個性を使い威圧した。
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作者名：カピバラ | 作成日時：2022年2月6日 11時
