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人間だからさ ページ32

神「いきなりごめんね。どうしてもAちゃんと話したくて」



『いや、えっと…どういう?』



超人気声優とマンツーで話しているという謎状況。
兄貴と雅は離れて談笑していて
本当にどういう状況?また夢?



神「小野くんから連絡先渡されたでしょ?」




『はい…』




神「送ってないよね?」




『…はい。すみません。』




神「うわ、ごめんね。責めてるとかじゃなくて何でかなって思って。小野くんすごく待ってたから。」




『え?小野さんが?』




神「少なからず、渡して2ヶ月ぐらいは携帯とにらめっこしてたよ。」




『そう…ですか…』




神「何で送らなかったか聞いてもいい?」




『……私みたいな1ファンがいいのかなって。』
『世の中のファンは皆、手の届く所は決まってるんです。
その中でルールを守ってその人の事を最大限応援してるんです。』
『だから連絡を取ってしまうと、ズルしてる感じがするし
私自身どんどん欲深くなってしまうと思ったんです。』




神「うん、そうだね。こういう仕事をしている以上、応援してくれている人達には平等に接していかないといけない事は僕らも十分分かってるつもりだよ。」
神「けどね、僕らだって普通の人間に変わりはないんだよ。」




『…そうですね。』




神「もし、出会ったのが先で後から声優をしてましたーなら
皆連絡辞めたりしないでしょ?」
神「その順番が逆だったっていうだけ。だからさ声優小野大輔
としてじゃなくて、1人の人間の小野大輔として連絡してあげることはできないかな?」




『…』




神「僕もね、おせっかいだとは思ったんだけど 何だかんだ
言っても相棒だからさ。今日ここに来ることお兄さんに教えてもらったの。」




神谷さんの言葉は、私を抑えていた枷を外すのに充分すぎた。




『…本当にいいんですかね?私ただのオタクですよ?』




神「うん。小野くんの方が教えてるんだから(笑)」




『めちゃくちゃ猫被ってますよ?私』




神「素なんかこれから見せていくものじゃないの?
Aちゃんだって、世に出てる小野くんしか知らない訳だし。」
神「つべこべ言わず、はい。」




渡されはスマホには小野くんの文字
…けど何で発信中?

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チャマ(プロフ) - ま!さん» うわあああ、嬉しいお言葉ありがとうございます!是非とも完結まで見守ってやってください(T T) (3月13日 10時) (レス) id: 81b79b8166 (このIDを非表示/違反報告)
ま!(プロフ) - こういうのが読みたかったんです!ありがとう!はしゃぎすぎて脇汗止まりません! (3月13日 4時) (レス) @page50 id: 853a898b1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チャマ | 作成日時:2024年2月7日 0時

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