あの７人って。

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〆．



放課後、神山くんの家にお邪魔しました。



友達の家に遊びに行くなんて今までなくて、わくわく。



「なんや、えらい楽しそうやな？」



「だって友達の家に来るなんて初めてで嬉しくて、つい」



「友達？せやなあ。



(友達、な。ええで、今日で友達の境界線軽く越えたるから。もうにこにこわくわくなAが可愛くて可愛くて今すぐ襲いたいんやから。はあ、何回もAのこと考えて一人で慰めたこの空間で、Aのこと食えるやなんて。抱くシチュエーションもいろいろ妄想したけど、どんなシチュエーションでもAの可愛さは変わらんから無限にオカズになったわ。さてさて、全部味わわせてもらうで？)」



「神山くん、あのね？」



「ん？」



「……と、友達だからっ、名前で呼びたいな、って…………」



勇気を出して、言ってみた。うう、図々しすぎたかな……？



「…………………ええよ、ともひろって呼んで。



(は？は？は？は？まじで？まじでなんなん？俺多分無理やで？もう無理やで？本能の方が強いもん、あかんて。名前？名前で呼ぶ？友達どころか恋人やん？Aのその可愛い唇で？と？も？ひ？ろ？なに？そんな最高なことってある？愛してるわ。いや、名前呼んだ瞬間にその可愛ええ唇塞ぎますね？いいですよね？そのまま襲うけど合法やんな？みんな気持ちわかるやろ、俺は当然のことをするまでや)」



「……と、」



「……………………」



「と、も………んん、ちょっと恥ずかしいかも、」



とも、でもいいかも。ともくんとか。でもともひろって呼んでって………うう、照れちゃうなぁ。



「あはは、恥ずかしい？



(殺される殺される殺される！！！！萌え死んでまうわこんなん！！てかいじめかよ？今まで俺いじめられとったよな？やってこんな可愛ええ生き物が、ただ俺だけに心開いてるって状況で我慢してきてんで？教室やからーとかそんな理由で。でも今は家。二人きり。え、俺はもう解放されんねんな？襲う？襲う？何回も確認せんでええよな。もう名前で呼び合うとか恋人やんな、ナニしても許されるよな。Aのうなじに舌這わせながらAのいろんなとこ触ってええよな。な？A？)」



「うん、」



恥ずかしい、という意味を込めて頷くと、



そのままベッドに押し倒され………。









全てが終わった後、彼は「合法」と言って、



優しく微笑んだ。



〆．

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