98話目 ページ38
「BBQだーーー！！！！」
大きな声で誰かが叫ぶ
わちゃわちゃとした雰囲気の中、月島と研磨だけが端のほうにぽつんと座っていた。
「たべないの？」
そう声をかけると
「お互い様じゃん」
と返ってくる
「なんか食べない？体持たないよ。
なにがいい？お肉？」
「なんもいらない」
「おにぎりは？」
「いい」
「野菜は？」
「いらない」
「何なら食べれる？」
「なんも」
研磨はだめだ…と諦め次ぎの標的を月島に移す。
「月島はなんか食べれそう？」
「なんもいりませんよ」
「お肉ね、わかったー」
「聞こえてます？」
ばっちり聞こえていたが聞こえていないふりをして月島に肉を食べてもらおうという作戦である。
我ながらあほみたいな作戦だとは思う。
「あれ、三人衆どうしたの」
「赤葦。」
「赤葦です」
「その肉、なに」
「え？三人の分」
山盛りの肉や野菜が三皿。
おにぎりは6つ。
「月島さっき肉食べるって言ったよね」
「言ってないです」
「本当？月島」
「言ってません」
「お肉おいしいよ」
「いりません！！！！」
上から順に私、研磨、赤葦である。
二年生三人に合うをっけられまくっている月島が不憫でならない。
「何してるんですか、後輩いじめちゃだめですよ先輩」
「国見」
「で、なんですかその量」
「赤葦がくれたの、食べる？」
「先輩食べました？」
「んーん、口付けてないから、食べていいよ」
救世主が現れたので自分の分の肉を彼に食べてもらおうと説得する。
「だめですよちゃんと食べないと」
「わかった半分」
「まぁいいですけど…」
そういうと渋々、といった様子で自分の分の皿に半分より少し多いくらいとってくれる。
「ありがとう」
「このぐらいならいくらでも」
そう国見が言うと「本当？」と言って研磨もこちらに迫ってくる。
「先輩の分で精一杯です無理」
即答する国見に笑みがこぼれる。
結局月島と研磨は死にそうになりながら完食した。
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いちか(プロフ) - 及川さんとの絡みが好きすぎます！ (2021年8月24日 2時) (
レス) id: 04ec5ad602 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます。新作の件、参考にさせていただきます。木兎さんとの絡み…できる範囲でやりたいと思います。コメントありがとうございました。 (2021年6月24日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 連続でコメント失礼します。新作どれも面白そうなのですが、せんぱい！をけんまで見たい！私の推しが木兎サンなので本編で絡みもっと欲しい！図々しくすみません…… (2021年6月23日 22時) (レス) id: 146f38e7d4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます！ (2021年5月18日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 続編おめでとう！！頑張ってください！ (2021年5月18日 6時) (レス) id: 348a770f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年5月16日 21時
