97話目 ページ37
「いま俺に対してめっちゃ失礼なこと考えてなかった？！」
「黒尾さんほんと既視感ありますよね誰とは言いませんけど」
「なぁそれ一人しかいなくねぇ？」
「誰とは言ってないじゃないですか、わかんないですよまだ」
少し間をおいてもう一度「まだ」と言う。
「なぁなんで二回言ったの？？？」
「別に…」
「お前らいちゃついてないで練習しろよ！！」
黒尾さんと話していると夜久さんに喝を入れられてしまったため黒尾さんはおとなしく練習に、私はスポドリの容器を洗いに洗面台へと急いだ。
午後の練習はそれ以上何事もなく終わり私たちの東京合宿は無事幕を閉じた。
「ねぇねぇAちゃん、どう俺、かっこよかった？」
「自分に自信が持てているところ本当に尊敬します、すごい！」
「思ってねぇだろ？」
けらけらと笑っている黒尾さんと話せるのも今日が実質最後みたいなもんである。
次に会うのはおそらく全国大会。
烏野と白鳥沢を負かして、私たちが全国大会に出場しなければもうこの人には会えない。
「なーにさみしくなっちゃった？」
「そういうタイプはうちにはもう居るので間に合ってます、すみません」
「深々とお辞儀すんのやめてくれねぇ？」
あ、そういえば
黒尾さんはそういってポケットをさぐりだす。
「あーすまん、置いてきた。
あとで連絡先、交換しようぜ、木兎も交換したいって言ってたから俺から教えとく」
「丁重にお断りいたします」
「なんで？？？？」
女遊びが激しそうだから、と冗談交じりに言うと
「俺信用なさすぎ…？！」
と項垂れる黒尾さん。
「冗談です、後で交換しましょう。
黒尾さんのお部屋行けばいいですか？」
「ん？あぁ、おー」
「今まであんな饒舌だったのに急にどうしたんですか」
「いや俺これ殺されるかなぁって？」
「えっ…彼女さんとか…？」
「ちがうちがう、国見くんに？」
「大丈夫ですよあのこ下手なことしなければ温厚なので。
ときどきほんとに年下なのか疑わしいほど生意気ですが」
「下手をしなきゃってのがちょっと不安…」
何する予定なのだろうか？と思いながらも夕食の支度のために会話を切り上げる
「すみません、夕食の支度、当番なのでそろそろ行きますね
今日はなんでしょうね。」
なんだろうなーと真剣に考えてる黒尾さんに
「BBQ、するらしいですよ」
と伝えると
「まじで？！」
と喜んでいた
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いちか(プロフ) - 及川さんとの絡みが好きすぎます！ (2021年8月24日 2時) (
レス) id: 04ec5ad602 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます。新作の件、参考にさせていただきます。木兎さんとの絡み…できる範囲でやりたいと思います。コメントありがとうございました。 (2021年6月24日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 連続でコメント失礼します。新作どれも面白そうなのですが、せんぱい！をけんまで見たい！私の推しが木兎サンなので本編で絡みもっと欲しい！図々しくすみません…… (2021年6月23日 22時) (レス) id: 146f38e7d4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます！ (2021年5月18日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 続編おめでとう！！頑張ってください！ (2021年5月18日 6時) (レス) id: 348a770f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年5月16日 21時
