87話目 ページ25
お昼ご飯が終わり、監督から告げられた新事実。
「今回の合宿は成績向上も兼ねてるから。」
今日の午後は勉強会だよ
こればっかりは及川さんを一発躊躇なく殴ろうかと思った。
岩泉先輩は殴ってた。
しかし、私は勉強が苦手なわけではない。
得意なわけではないがそこそこできる。
中高生活で欠点は一度もとったことがないのがその証拠である。
及川さんからマネージャーの中で三つのグループに分けといてー、という伝言をもらい、マネさんたちの部屋へ行く。
「三つに分けといてほしいとのことです。」
「じゃあ公平にぐちょぱでいいかな？」
取り敢えず分ければいいらしいので特に異論はなく、結果、私は仁花ちゃんとペアになった。
「烏野の一年生、いるといいね」
「そっっっ！！そっですね！！！」
声がでかい。
緊張してるのか嫌われてるのかは知らないが私と話すときにこの子は声が大きくなる。
「分けたー？」
黒尾さんが何の躊躇もなく部屋に入ってきたので全員でぼこぼこにした話はまた今度にするとして、
私と仁花ちゃんは食堂組だった。
ほかの方々は音駒の部屋と大広間らしいので椅子でよかったと切実に思った。
「おそいぞー」
「帰りたい」
メンツを見て早々に思ったのはその一言に尽きた。
黒尾さん、木兎さん、及川さん、月島、影山、研磨、西谷さん、田中さん
終わりしか感じない。
なんで梟谷の方は赤葦をここに入れてくれなかったのか。
一生恨んでやろうと決意した。
「テキトーに座っていいよ」
及川さんが他校の前だと思って必死にやさしい感じではなしていることが私にとってはドツボだった。
「深森ー！！！」
「はい？」
ここ来いよという風に木兎さんと黒尾さんとの間の席をたたいている木兎さん。
絶対行きたくない。
しかし、このままあそこをスルーすると及川さんの隣とかいう地獄絵図になるのでおとなしく寄っていく。
「珍しーちゃんと来るなんて」
「うるさいです」
さて、と思いながら英語の教科書を広げ、ワークを解き始める。
「英語好きなの？」
「嫌いです。」
え、それは英語が？俺が？と必死な黒尾さんはガン無視の方向であっているだろう。
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いちか(プロフ) - 及川さんとの絡みが好きすぎます！ (2021年8月24日 2時) (
レス) id: 04ec5ad602 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます。新作の件、参考にさせていただきます。木兎さんとの絡み…できる範囲でやりたいと思います。コメントありがとうございました。 (2021年6月24日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 連続でコメント失礼します。新作どれも面白そうなのですが、せんぱい！をけんまで見たい！私の推しが木兎サンなので本編で絡みもっと欲しい！図々しくすみません…… (2021年6月23日 22時) (レス) id: 146f38e7d4 (このIDを非表示/違反報告)
白夜のダンテ(プロフ) - 割と素直なぬこさん» ありがとうございます！ (2021年5月18日 20時) (レス) id: 78c0d6e1f2 (このIDを非表示/違反報告)
割と素直なぬこ - 続編おめでとう！！頑張ってください！ (2021年5月18日 6時) (レス) id: 348a770f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年5月16日 21時
