三 ページ5
「いらっしゃいませ、何名様でしょうか？」
「一人です。」
店はいつもの時間に開店し、いつも通り接客をしている午前十一時。
今日は平日のためみんな学校や仕事などでこの時間帯だと人は少ない。
でもあと三十分もするとお昼ご飯を食べるために人もにぎわってくるだろう。
だから少し気を休めるのも今のうちなのだ。
ｶﾗﾝｶﾗﾝ…
人の少ない店にベルの入店音が響く。
どうやらお客さんが来たようだ。
「いらっしゃいませ、何名様でしょうか？」
「あ、二名です。」
「了解いたしました。」
お客さんは背の高い男性二人。二人ともとにかく肌が白い。そして細い。ちゃんとご飯食ってるのだろうか、この人たち…。
そう思いながら席に案内しようとしたところで店長が言ってたことを不意に思い出す。
…そういえばお友達さん来るんだっけ？えと…特徴は…
1.二人とも身長が高い。
2.肌が白い。とにかく白い。
3.一人は黒髪でもう一人は白髪。
…ばっちり特徴に当てはまてるし、多分この人たちだよね？
私はそう思い、一目のつかない奥の席に案内する。
「…こちらへどうぞ。」
「ぁりがとうございます…。」
「ご注文があればお呼びください。」
私は白髪の人に言葉を返さずにそう言いカウンターへと戻る。
不愛想だと思われただろうか。
…まあ別に今後関わるわけじゃないしいいか。
「あ、店長。多分お友達さん来てますよ。」
「ほんと？教えてくれてありがと！」
店長はそう言うとふわりと柔らかく微笑んで「はいこれ、あっちのテーブルに。」といってコーヒーとモンブランをトレイにおいて私に渡す。
「はーい。」
私はそれを受け取り、指定されたテーブルに置く。
「ごゆっくり。」
私はそういってカウンターに戻ろうとしたとき「あのーすみません。」と少し大きな声が聞こえたためその声が聞こえたところに行く。
「ご注文はなんでしょうか。」
「俺はこのコーヒーと…これで。」
「じゃあ僕は…これとこれで…お願い、します…。」
どうやら声が聞こえてきたのは店長のお友達さんのテーブルのようだった。
「かしこまりました。ご注文を確認いたします、」
私は注文通りであろうものを言い「以上の四点でよろしいでしょうか？」と問う。
すると「はい、大丈夫です」と黒髪の人が言ったのを聞き、カウンターに向かう。
ふと時計を見るともう十一時半になっていた。
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fubuki（吹雪咲彩）(プロフ) - あいわな＝あるてのちゃんさん» だよな知ってた。うん、地雷踏む覚悟だった見なくていいよって話なんだよなぁ……() なんなら他の人に変えます？お気に入り登録まだされてないから今なら変えられるし(( うん頑張る(( (2020年11月29日 22時) (
レス) id: d350e9c723 (このIDを非表示/違反報告)
あいわな＝あるてのちゃん - どうも、うちの子はそんな子じゃありません党の代表です。(？) 地雷踏む覚悟で友の作品を見に来ました、(？) 応援してるからガンバ、！ (2020年11月29日 22時) (レス) id: 7f877cb593 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吹雪咲彩（fubuki） | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel
作成日時：2020年11月29日 17時
