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グリム「……………」
貴女「……………」
あれからどれだけ時間が経ったんだろう……
私は貰った本をいつの間にか読み終えて
大食堂でトラッポラさんを待っているが
一向に来る気がしなかった
グリム「………………いくらなんでも遅すぎるんだゾ!?
まさかアイツ、逃げたんじゃないだろーな!」
そんな中、とうとう待つのに痺れを切らしたグリムは
静かだった大食堂中を怒鳴り声で響かせた
確かにグリムのいう通り、ありうるかもだけど……
貴女「ありうるかもですが…探しに行ってみましょうか」
グリム「罰をオレ様たちだけに任せて
逃げるなんて許さないんだゾ!行くぞA!
エースをとっ捕まえて窓掃除させてやるんだゾ!」
私は意気込むグリムを抱えて
早速、1年生の教室を目指して歩き出した
___教室___
グリム「オラァ!エースはどこだ!
隠し立てするとただじゃいかねーんだゾ!」
貴女「……もう誰もいませんね」
まずは『1-A組』の教室に来てみると辺りには
誰一人も教室には居なく、グリムの声だけが響いた
なのに、何故だろう?
何処からか
そんな気配を感じている時、声が響く__
???「いいや、私がいるよ」
貴女「えっ」
グリム「ふぎゃーーーー!!!“絵”がしゃべった!?」
なんと、教室の壁に大きな額縁に入れられている
老人の肖像画が喋っていたのであった
それに驚いたグリムは私に抱きついてくると
壁の肖像画は疑問な表情を浮かべさせて言った
壁の肖像画「なんだい?しゃべる絵画なんか
この学校じゃあ珍しくないだろう?
あっちの壁の貴婦人も、こっちの壁の紳士も
みんなおしゃべりするよ。肖像画には口があるんだから
おしゃべりもするってものさ。普通のことだろう?」
グリム「ふ、普通絵は喋らないんだゾ…!」
私から見ればグリムもそうなんだけどな……
まぁ、私の普通とこの世界の普通は違うに決まってるか
壁の肖像画「君の“普通”と私の“普通”は違う。
個性は尊重しあってこそだ。そうだろう?」
そういわれるとグリムは
「ぐぬ、そ、それはそうなんだゾ…」と納得していた
貴女「貴方も昨日のゴーストの仲間ですか?」
壁の肖像画「私はふわふわ落ち着きなく
漂っている連中とは違って
この壁に50年以上落ち着いて座っているけどね。」
5、50年とは……………
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cherrycat(プロフ) - 白鳥さん» 白鳥様、プロフィールの細かいところまで見てくださってありがとうございますニャ!!今後のストーリーでより細かい主人公の詳細を書く予定でいるのでまだまだ時間は掛かりますが温かい目で見守っていただけると幸いです。これからもどうぞよろしくお願いいたします! (2022年3月31日 0時) (レス) @page2 id: 2b83034533 (このIDを非表示/違反報告)
白鳥 - 主人公…象もぶっ倒れるガスで倒れん烏間先生より強い?…………え? (2022年3月29日 17時) (レス) @page2 id: 788cb9ebbb (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat(プロフ) - ここさん» ニャ、ニャとッッ!!!!!?ここ様が教えて下さらなかったらずっとこのままでしたっ!細かい所まで見て誤字を教えて下さって助かりました!!本当にありがとうございますニャ!!作品のことも褒めて下さってとても嬉しいです、ありがとうございますニャッ!!(´∀`*) (2021年10月2日 2時) (レス) @page43 id: 2b83034533 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - いきなりすみません!この作品、凄く面白いですね♪あと、ひとつだけ…「ツイステットワンダーランド」ではなく、「ツイステッドワンダーランド」だった気がします…!間違えてたらごめんなさい! (2021年10月1日 17時) (レス) @page43 id: 931356de7e (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat(プロフ) - こはねさん» こはね様コメントを返すのが遅くなってしまって誠に申し訳ありませんニャッ!!m(。≧Д≦。)mそうですね、私も夢主ちゃんとカルマくんと会ってお喋りしてほしいですッ←これからのツイステストーリーを見てどうするかを考えたいと思います!! (2021年9月22日 9時) (レス) id: 2b83034533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cherrycat | 作成日時:2020年3月24日 5時