【ツイステ】Assassin trip?!

PROLOGUE 7　温情プリンシパル！ ページ29

グリム「にっ、しても……
　 はぁ……ふぅ…、どうだあ！」


さっきは「朝飯前だ」と自慢気に言っていたが

流石に2回目となるとグリムでも息を切らしていた


魔法の使いすぎで疲れてしまったのだろう



そんなグリムと私を見てクロウリーさんは驚いた



クロウリー「なんと……まさかモンスターを
　 従わせることが出来る人がいるなんて。

　 ふぅむ………………実は入学式騒動の時から
　 私の教育者のカンが言っているんですよねぇ」



クロウリー「Aさん、貴女には
　 調教師や猛獣使い的な素質があるのではないか、と」



貴女「調教師…猛獣使い……？」



何を言っているのか分からない私をよそに

クロウリーさんは「しかし……ブツブツ……」と呟く



貴女「あの、クロウリーさん……
　 できれば“グリム”も一緒にこの寮に
　 置いてもらう事はできませんか？
　 グリムは、この学校に通いたがってるんです」



すると、それを聞いたクロウリーさんは

目を大きく開けて驚いた後に一度聞いてきた



クロウリー「なんですって？モンスターを？」


グリム「オマエ…………」




貴女「またゴーストが出ると心配ですし……
　 それに、私の入学は手違いだった訳ですよね？
　 なら、私の席をグリムに譲ってあげられませんか？」



私はグリムを抱えたまま「お願いします」と

頭を下げると、それを見たクロウリーさんはため息を溢す




クロウリー「…ふぅ…仕方ありませんね。いいでしょう」



グリム「ふな゛っ！本当かっ！？」




グリムはクロウリーさんの言葉を聞くと

さっきよりも目を大きく見開いてキラキラとしていると


「しかし」とクロウリーさんは言葉を続けた




クロウリー「闇の鏡に選ばれなかった……
　 しかもモンスターの入学を許可する訳にはいきません
　 Aさんについても、元の世界に戻るまで
　 ただ居候をさせるわけにはいかない」



グリム「なんだぁ……ぬか喜びだゾ……」


貴女「まぁまぁグリム、話は最後まで聞きましょ？」




そう「しゅん……」としたグリムを宥めていると


クロウリーさんは

「Aさんの言う通りですよ」と



一度咳払いをした後に、私の方へと見て言う




クロウリー「Aさんの魂を
　 呼び寄せてしまったことに関しては
　 闇の鏡を所有する学園にも責任の一端はある…

　 とりあえず、当面の宿については
　 ここを“ 無料 ”でご提供します。」



え、マジですか←

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