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カラスがいる男 ページ5
月が浮かんでいる空に鳥の影が映る
鳥が向かったところには男がいた
水色のロングコートに白のシャツ
水玉のスカーフを巻いており、ズボンは花を催す柄物である
「…誰かが言った。
お前は魔女の使いだと」
カラスは男の肩に止まる
「魔女は世界を滅ぼそうとしている。
それに協力しているお前も同罪だと罵られた。
俺はそんなこと知らないのに」
男の悲しみなのかカラスが鳴き、もう1回飛び立った
「魔女に出会ったことなんてない。
このカラスだって唯一の友だちだ。
なのにこのカラスが友だちっていう理由だけで言われ続けた」
カラスはまた男の肩に止まる
何も言わない代わりにじっと男の目を見つめた
「どう考える?」
男とカラスは誰かに問いかける
「俺は魔女の使いなのか?
それとも友だちのいない寂しい奴なのか?」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2021年10月1日 7時