Dice:0【irxs】

ソロ ページ25

詩音視点だと書きやすいし楽しい。というわけで詩音視点。
『Aー！』
「詩音ちゃん」
『新しい曲の譜読み付き合ってくれないー？』
「いいよ。多分今日個人練習だから」
『いえーい！』
まあこんな感じで毎日わちゃわちゃしてるんだけど、1か月前なら全く想像できなかった光景。
そもそも隣のこの子、私の推しなんだよ⁉まあ部活中は「クラのファースト」として接してるんだけどね。




「それでここは、セカンドが刻みになってて、サードとファーストがメロディー。」
『おっけーおっけー…ってちょっと待って』
「なに」
『ここ、ソロあるじゃん。やっぱAがやるのかな？』
「まあ、オーディション次第だね」
説明しよう。私たちの学校では、ファーストやセカンドとかのポジションと、誰がソロを吹くかはオーディションで決めるの。Aはまだ1年生にして、毎回ソロを担当してる。
『やれると、いいね。』
「うん」


そして。
「クラリネット。ファースト、＿＿＿＿。＿＿＿＿。AA。

ソロパートはAAに担当してもらう」
「はい」
よかった…自分が吹かなくていいってのもあるんだけど、何よりもAのソロが聴けることがうれしい。前までは感情が出せなさ過ぎて怒られてたけど、今回は大丈夫だって信じてる。


『頑張ってね、A！』
「ありがとう」







おまけ
「ないこー！黎新曲でソロやることになったー！(*^▽^*)」
「ぐふぅ(尊死)」

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