み〜つけたっ！ ページ16
走り始めて、今度は数分であの場所につくことができた。
銀髪先輩とセベクもマレウス様の居場所に心当たりがないらしく、ボクにあっというまに追いつき、隣を走っている。
ボクって運動不足かなぁ。
いや、この二人が化物並みの足の速さなんだ。
きっとそうだ。
うん。
『マレウス様がいるとしたらこのオンボロ寮だと思うんだけど…』
「そうだ。マレウス様は廃墟巡りが趣味だったな。」
「完全に盲点だった！！よし、シルバー！！若様を探すぞ！！」
「ああ。急ごう。じきに真っ暗になる。」
『そうだね…って、あそこ！！マレウス様だ！！』
ボクは、マレウス様の元へ電光石火の勢いで駆けていった。
『マレウス様〜！！ここにいらしたんですね！廃墟巡りをしていらしたんですか？』
「お前には関係ないだろう。」
『そうですね。あ、セベク達が探していましたよ。そろそろ寮に戻られますか？』
「ああ。」
『あ"あ"〜！イケヴォ〜！！最高過ぎる！！」
「煩い。」
「「マレウス様！/若様〜！！」」
ボクがマレウス様のイケボを堪能していると、セベク達が追いついて、マレウス様に話しかけた。
くそっ。
「さあ、マレウス様。寮に戻りましょう。親…リリア様も心配しておられましたよ。」
「そうか。ならば、そろそろ帰るとしよう。」
その後、寮についたボクらを出迎えたのは、随分とご立腹のリリアで、ボクらの血の気が引いたのは言うまでもなかった。
「マレウス！お主、どこへ行っておったんじゃ？次に早く帰って来んかったら、がおがおドラコーンくん取り上げの刑じゃぞ。」
「それでは餌やりが…」
マレウス様、柳のように美しい眉毛が八の字になっている。
可愛い。
ボクは、こっそりスマホでマレウス様を連写した。
いや〜この写真は待ち受け確定だな。
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茨の國のぼっち(プロフ) - もちたさん» わあっ！ありがとうございます！そう言ってくれると私も凄く嬉しいし、書くのが楽しくなります！これからも、のんびり更新がんばります！ (2021年1月13日 6時) (
レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 凄く面白くて読むのが楽しいです！！！更新頑張ってください！！！ (2021年1月12日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - 茨の國のぼっちさん» やったあああ！楽しみにしてます！！ (2020年10月15日 17時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - ねっこさん» うっそぉ！？こんな拙い文章を読んで頂いて、しかも好きだなんて！テスト終わったんで更新頑張ります！ (2020年10月14日 20時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - えっ！？この作品好きすぎてやばいです！！性格も私そっくりだし......(あ)もう更新めっっちゃ頑張ってくださいいいぃぃぃぃ！！！！ (2020年10月9日 16時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茨の國のぼっち | 作成日時：2020年10月3日 1時
