私は木暮くんの彼女 (( 緑 ))

◎ 8日目 ページ9

○







「 お邪魔しますｯ 」



『 いらっしゃいませ〜 』



祐人くんと一緒に私の家に帰る



「 Aさんの家に遊びに来るの久しぶり 」



『 ふふ、私も久しぶりに招きます 』



「 ……Aさん、最近男と遊んだりした? 」



『 な、んで 』



いきなり聞かれて、息が詰まった

気がした、



「 だって、僕がつけてないマークがある。浮気……? 」



私に抱きついて

耳元で悲しそうに言う



『 違うｯ!!浮気なんかじゃっ、ないのっ!! 』



祐人くんを抱き締め返す

怖くて、泣きながらだけど



「 ほんとに、? 」



顔をあげて私を見つめる



『 ほんとだよッ、これ、元カレに無理やりっ、ごめん、ごめんね、祐人くん 』



ギュッと祐人くんに抱きついて

必死に否定する私は

今までにないくらい祐人くんに溺れてるんだろうなあ。



「 そっか、良かった 」



『 すぐ、言わなくてごめんね、ほんとに 』



「 ちょっと怒ってるけど、浮気じゃなくて良かった

僕はAさんが大好きだから!! 」



『 私もっ!!祐人くんが大好きだよ、ありがとう、 』



祐人くんは、

私の頭を撫でてくれた



「 でも、このマークは許せないな 」



『 えっ?……んん、ぁｯ 』



顔を上げた私の首に顔を埋めて

春木の付けたマークの上に上書きをした



「 上書き! 」



にへって可愛く笑った祐人くん



『 ありがとう 』



私はまた祐人くんに抱きついた

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