私は木暮くんの彼女 (( 緑 ))

◎ 14日目 ページ15

○







「 先輩っ、誰ですかあの人、 」



春木をオフィスに案内(する距離じゃないけど)した後

デスクに戻ると祐人くんがすごい不安そう



『 昔なじみの友達だよ 』



ここで元カレなんて言えないし、

嘘は言ってない。

ごめんね、祐人くん



「 そ、うですか 」



んー、納得してないなあ

ま、そりゃそうなんだけどね



『 ……今日、家に来て、? 』



祐人くんの耳元で誘えば



「 …っえぇ?!? 」



『 他の予定でもあった? 』



顔が真っ赤の祐人くん



「 いっいえ!ないです!!行くっ行きます 」



『 ふふ、待ってるね 』



今日は私の方が早く上がれるんだよね〜



「 雛宮くん!ちょっと来てくれ! 」



『 はあ〜い! 』



先生に呼ばれて、オフィスに入る

一瞬春木と目が合った



「 この資料を明日までに纏めておいてくれ 」



『 了解しました〜。 報告書に纏めた方がいいですか? 』



「 あぁ、できたらそうしておいて! 」



『 じゃあ、そうしますね〜。じゃ、失礼します 』



結構量あるなあ

持ち帰ってやらなきゃなあ



「 先輩、ボスはなんて? 」



『 仕事頼まれただけ! 向こうも順調みたいだよ 』



眉が下がって八の字になってる祐人くん

すごく可愛い



「 良かった! 」



『 うん 』

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