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01 私 ページ2

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あれから三年

太宰幹部は今も行方不明のままだ。肝心の…おっといけない。ヒドインちゃんは太宰さんについていってしまった


よって私はふつうに此処(マフィア)で働いている




あれ、これはやくも題名詐欺かな

そんなことを思いつつ、ドアを開けた





「中原さ〜〜ん、お茶持ってきましたあ」

「間ッ変わらず間の抜けた返事だなァ、おい」



ことん、机の上にほかほかと湯気の立つ緑茶を置き、ぱちぱちと目配せする中原さんを見る。

こりゃ二徹…いや、その上か




「苦労しますねえ、お互い」

「嗚呼…って、

手前はなんも苦労してねェじゃねぇか!!!」




「否、苦労はしてるか…?」なんて何故か私のことについて真剣に考え出す疲れ切った中原さん。

そんな中原幹部に、私はいいものをもってきた



「じゃじゃーん、孫の手ならぬ猫の手です。これがあれば振動で肩こりが楽になりますよー」



さっとぽっけから出したのはあのぬこの手。ぷるぷるするやつで、私のお気に入りだったものを幹部のためにもう一つ購入したのだ。

あーら可愛い桃色(ピンク)ねー



「はーい回りますー」

「うお」



今はツッコむ気力さえない中原さんにこの猫の手をあげよう。

カチっとスイッチを押し、肩らへんに当てた


ぷるぷるぷるぷる

んふっ、と声がしたと思えば、ゆっくり椅子にもたれかかる中原さん




「あ"〜〜〜〜〜〜〜〜〜やべェ、これ思ったよりきもちぃな…ぷるぷるするぁ〜〜〜」


「仕事疲れにコレ一本っすよ。幹部」




オススメを気に入ってくれたのは心底嬉しいが、もう時刻は午後3時だ。いけない、早く帰らないと尾崎幹部から呼び出されているのだ

猫の手を中原さんに持たせて、部屋を出た。



「じゃ、説明書置いといたんで〜」


ぱたん

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(プロフ) - めっっっっちゃ好きです更新楽しみに待ってます!!! (2021年9月26日 20時) (レス) id: bdd88dda29 (このIDを非表示/違反報告)
*゚Д゚)*゚д゚)(*゚Д゚)オォォ... - やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばい!!やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい(ry 続きが読みたいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!! (2018年10月28日 15時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃめちゃ好きです(真顔) 更新頑張って下さい!! (2018年10月16日 18時) (レス) id: 636a061378 (このIDを非表示/違反報告)
雪狐と夜桜(プロフ) - 誰から雑愛されているのか。今後が気になります!楽しみにしてます (2018年10月7日 18時) (レス) id: af71246161 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - めっちゃ面白いです!主人公が完璧じゃないのがいいですね笑笑更新頑張ってください。 (2018年8月18日 22時) (レス) id: ebca72f763 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲っ | 作成日時:2018年8月18日 20時

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