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〜佐久早〜
彼女は……控えめに言って天使
俺のほうから触れたいと思わせる
そんな彼女の腕を掴んだ瞬間、違和感を覚えた
初めて触れてくれたときはひんやりしてて気持ち良かったのに、さっきは少し熱を帯びていた
周りの雑音なんて無視して医務室に急ぐ
｢佐久早さん……？｣
ベッドに寝かせて冷却シートを額に貼る
一応、脈も測るが、正常
ドタバタと廊下から聴こえてくる足音に、彼女を残して一度医務室を出た
侑｢臣くん？朝っぱらから大胆やなぁ？｣
引き攣る笑顔と棘のある言葉
何かを誤解していることはすぐに分かる
佐久早｢騒々しい奴らは近付くな｣
ただでさえ体調を崩しているかもしれない彼女に、空気も読めないような連中がいたら休まらない
大地｢佐久早。A、どうかしたのか？｣
この人はズルい
誰よりも彼女の近くにいて、無条件で触れられる権利を持つのに、それでも足りないと言うように一歩を踏み出す
佐久早｢手が……熱かったから｣
大地｢あぁ、それ多分。昨日の試合のせいだと思うよ。A、あんなに激しく動いたら2〜3日、普段より体温が上がるんだ。体調不良ってわけじゃないから、心配しなくていいよ｣
知っている
この人は誰よりも彼女のことを
中に入ろうとするのを阻止したいと思いながらも手は伸ばせない
俺にそんな権利、持ち合わせていない
これが醜いただの嫉妬であると理解してしまうと、途端に自分が嫌になる
大地｢今日は佐久早がAのお目付け役だったな。Aのこと、任せてもいいか？｣
瞬時に見抜かれた嫉妬に、幼馴染みという
佐久早｢Aに………告白してもいいですか｣
大地｢え、何で俺に許可取るの？｣
佐久早｢何となく｣
彼女の体調の変化にいち早く気付くのも、支える役目も、全部俺が引き受けたい
大地｢いいよ。いいんだけどさ。振られて、ショック受けて、引きずってAに気を遣わせない自信があるなら｣
佐久早｢………｣
大地｢もしかして、振られる予定なかった？｣
多少の距離が縮まったところで彼女は俺を
そんなことをすっかり忘れて、浮かれた
くそっ……
大地｢勘違いなんて誰でもよくあることだから気にしなくていいと思うぞ？｣
余裕の表れではなく純粋なフォロー
大地｢お前らも、振られたい奴は勝手に告白していいからな｣
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まゆ(プロフ) - りっちゃんさん» あれ……？違いますかね？ (6時間前) (
レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん - 角名って関西弁だっけ？ (6時間前) (レス) @page25 id: de962457b2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 五十鈴さん» 猫又監督の人柄はぼんやりとしか掴めてないので多少おかしな点があるかもしれないです(^^;あまり長くは絡めませんが、近々対談してくれます！ (3月3日 15時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴(プロフ) - まゆさん» 猫又監督です🥹主様親切すぎて本当に感謝です…！！ (3月3日 13時) (レス) @page28 id: 8926da2068 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 五十鈴さん» ちなみに推しの監督は誰でしょうか？鳥塚さんはプロなので、バレー部の監督と絡むことは何の問題もありません。大丈夫……だと思います (2月28日 15時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2022年6月30日 23時
