277 ページ27
〜A〜
侑｢おいこらサム。お前、Aちゃんとおにぎりの話ししとったんとちゃうんか｣
治｢おお。しとったで。ご飯のお供に具。混ぜご飯の話しもしたな｣
全員『(何その話し。めっちゃ美味そう！！)』
侑｢やったら何で……｣
｢治くん。ごめん。あのお皿取ってもらっていいかな｣
治｢ええよ。これ？｣
｢ありがとう｣
侑｢だ･か･ら！！なんっでAちゃんと仲良うなっとんねん！！｣
治｢何でって……。おにぎりの話ししたからに決まっとるやろ｣
侑｢……はぁ？？？？｣
大地｢A。お客さん｣
クーラーボックスを肩にかけず手で持ってきてくれたのは雪永さん
｢雪永さん。ごめん｣
雪永｢何が。突然の謝罪を受け入れない選択肢あんの｣
｢気付かなかった。雪永さんの体のこと。雪永さんは背が高いから、いっつも取ってもらってた。あのときもずっと、肩痛かったんだよね｣
雪永｢上げた一瞬だよ。痛いのは。これ、どこ置く。台所？｣
歩くことへの問題はない
足を引きずる様子もなく
それでも私は、雪永さんが走る姿を見たことはなかった
そのときに違和感を覚えるべきだった
｢雪永さんはバレーはまだ好き？｣
雪永｢…………好きだよ。だから、時々、ふと思う。何でバレーボールを触ることしか出来ない俺が、バレーが出来る奴らのために頑張らなきゃいけないんだろうって。こんなに苦しい思いをするなら、いっそ、ちゃんと殺して欲しかった｣
それは強がりでも虚勢でもなく本心
輝かしい未来が待っていたのだろう
何の前触れもなく、それが奪われる恐怖は計り知れない
みんな、なんと声をかけていいのか分からずにいる
私が雪永さんに言えることは一つ
｢じゃあ、バレーやったら？｣
出来ないことが苦しいなら、また始めたらいい
雪永｢言ったろ。俺は二度とスポーツが出来ないって宣告されてんだよ｣
｢雪永さん。ここ座って。痛いのと痛くないの、どっちがいい｣
雪永｢そりゃ………痛くないほう｣
座った雪永さんの肩から腕にかけてマッサージをしていく
雪永｢って……ちょい待て！痛い痛い！！マジでストップ！！｣
すごく痛がられた
雪永｢これが痛くないなの！？お前の感覚おかしいだろ！！｣
｢いや……今のは痛いほう。痛くないって言っても多少は痛みあるから、先にこっちやって慣れてもらおうかと｣
雪永｢なら口で言えよ。実践しないでくれる？｣
｢雪永さん。腕、上がったね｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 197人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆ(プロフ) - 五十鈴さん» 猫又監督の人柄はぼんやりとしか掴めてないので多少おかしな点があるかもしれないです(^^;あまり長くは絡めませんが、近々対談してくれます！ (3月3日 15時) (
レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴(プロフ) - まゆさん» 猫又監督です🥹主様親切すぎて本当に感謝です…！！ (3月3日 13時) (レス) @page28 id: 8926da2068 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 五十鈴さん» ちなみに推しの監督は誰でしょうか？鳥塚さんはプロなので、バレー部の監督と絡むことは何の問題もありません。大丈夫……だと思います (2月28日 15時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴(プロフ) - まゆさん» 名前違違いますがllaです。無理言ってしまいすみません。どんなの子よりも鳥塚さんハマりましたwwあと推しの監督さんたちの絡みも見たいです✨もし可能であれば最推し達と絡ませることはできますか(図々しくて本当すみません🙇♀️) (2月28日 15時) (レス) @page25 id: 8926da2068 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - Ilaさん» コメントありがとうございます！まさかの鳥塚さん(オリキャラ)ファンがいてくれるなんて……(感動)メインは若者(高校生)ですが……分かりました！頑張ってみます💪 (2月24日 22時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゆ
| 作成日時：2022年6月30日 23時
