検索窓
今日:1 hit、昨日:21 hit、合計:133,311 hit

195 ページ45

〜A〜




力を抜くっていうのは文字通りの意味じゃなくて、1人で背負う(戦うの)を止めるという事か


やるからには勝ちたいけど1人でじゃない



そりゃ私が上手くなったところで優勝出来るとは思ってない


そこまで身の程を弁えてないわけじゃない



「あ……出来た」


私の上げたトスは綺麗な放物線を描きながら皐月お兄ちゃんに返った


皐月「今日は……天津飯が食いたい」


「……………………いいよ」


トスが出来たと褒める前に晩ご飯のリクエストをもらった


卵使う予定なかったから帰りに買ってこなきゃ



皐月お兄ちゃんのおかげで上がるようになったからお礼はしないとね



「よし。ご飯作ってくる」


皐月「みそ汁は豆腐とわかめで」


時雨「本当にそれ譲らないね」


皐月「日本人なら当然。それ以外は邪道だろ」


鳥塚「俺は玉ねぎとなめこ入れるけど」


皐月「マジかよ……。つか、鳥塚サンはいつまでいんの」


鳥塚「言ってなかったか?俺家ないんだよ」


時雨「あるから気にしなくていいよ」


鳥塚「お前は黙ってろ。走らなくていいのか」


時雨「そうだね。皐月。ちょっと行ってくる」


皐月「よくやるな。オフぐらい休めばいいのに」


時雨「皐月も来たくなったらいつでも来なよ。待ってるから」


皐月「うん……」


鳥塚「やけにしおらしいな」


皐月「別にそんなんじゃ……」


時雨「行ってくるよ」









「ねぇねぇ……あれ?1人?」


皐月「自分に厳しい2人は走ってる」


「休めばいいのに」


皐月「ストイックなんだよ。で?どした?」


「梅とキュウリ。どっちがいい?」


皐月「梅で」


「分かった。ねぇお兄ちゃん」


皐月「んー?」


「バレーは楽しいよね」


皐月「あ……あぁ」


世界は皐月お兄ちゃんを“逃げたセッター”と呼ぶ



きっとそれは、かつて小さな巨人と讃えられたエースが、エースナンバーを背負えないから



スパイカーからセッターにポジションを変えたと印象付けられた



本当は違うのに



お兄ちゃんがセッターをやってる理由は……

196→←194



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (104 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
329人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まゆ(プロフ) - 月華さん» コメントありがとうございます!!そう!アレです!!書きたいんですが本当にハマったばっかりで無知と言っても過言じゃないほどど素人なんです。はい。なのでどうしようか……と、迷ってるところです (2020年5月11日 0時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - っ!!!今めっちゃ人気のアレですか!見たいですっ、めっちゃ楽しみにしてます← (2020年5月10日 23時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます!評価よりもちい様のように感想を書いてくださるほうが励みになります!! (2020年4月14日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
ちい - 最高です!なんで評価って一回しか押せないんだ(( 次の更新も楽しみにしてます! (2020年4月13日 23時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まゆ | 作成日時:2020年2月5日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。