各主将および選手に狙われるのは烏野マネージャー 4

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〜A〜



大ちゃんとコーチの話し合いの結果、今日は練習を休みにして菅原さんとチャラ男さん2人に教えてもらうことになった



のに、菅原さんはチャラ男さんの腕を掴んだまま微動だにしない




私に……教えるのは時間の無駄ってことかな((ｼｭﾝ







及川｢ちょっと菅原くん！Aちゃんが落ち込んでるから離してくんない？｣


菅原｢お前はAに触りたいだけだろ｣


及川｢教えるには多少なりとも距離が近くなるのは当然じゃないかな｣



菅原｢下心満載で最もらしいことを言うな｣









いじけてボールを転がして遊んでるとコーチと目が合った



そういえばコーチもセッターだ





教えてもらおう



それに大ちゃん達に教えてるからきっと私でも理解できるはず



私みたいに知識しかないなら、ちゃんとした人に教わったほうが身につきも早い！！



と、思う



ボールを持ってコーチの元に駆け寄ると、頭を掻きながら私の後ろに視線を通していた




なんだろ


なにか視えるのかな



振り向いてみるも、いるのは菅原さんとチャラ男さんだけ


｢やっぱり私には嫌ですか……？｣


バレー部だけども、選手じゃなくてマネージャーだもんね



でもね！！


自分で言うのもアレだけど、やれば出来ると思う


烏養｢そういうわけじゃ……。桜川は物覚えも早いし。ただなぁ……｣


｢めんどくさい、ですか……((ｳﾙ｣







大地｢(Aを泣かすのやめてもらえませんか)｣






烏養｢(澤村の圧が……)｣
烏養｢そ、そうじゃない！！分かった！教える！！｣


｢わーい((ﾊﾟｧ｣


これで大会は足でまといにならずにすむ



ずば抜けて上手くなりたいわけじゃない



頑張ってるみんなの役に立てれば私はそれでいい





烏養｢うーん……まぁ……うん｣


アンダーでは綺麗に上がるのにオーバーはなぜかキャッチしてしまう


烏養｢何はともあれトスだな｣


｢はい……｣









影山｢日向よりも下手くそな奴がいるとは……｣


日向｢お前の基準はどうなってんだよ！！俺とAに謝れ！！｣









指だけでボールを上げるなんて難しいよ



それを容易く出来るセッターの人達に尊敬の意を抱いた



烏養｢最悪、オーバーは使わずにアンダーだけでやってもいいんじゃないのか？｣


｢うう……でも……｣


烏養｢球技大会にそこまでガチのプレーは誰も求めてないだろ｣


確かにそうなんだけど……


選ばれた以上は頑張りたい

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