各主将および選手に狙われるのは烏野マネージャー 4

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〜A〜




合宿3日目のVS梟谷戦で初めてメガネくんのやる気のあるプレーを見た



ほらねお兄ちゃん



メガネくんは一歩を踏み出したよ




お兄ちゃんはいつまで立ち止まってるつもりなんだろう


もう前に進んでもいいじゃない？







｢どう？｣


皐月｢何が？｣


｢別に……｣


メガネくんが変わってもお兄ちゃんには響かないか


どうして？


きっかけがあればまた元のお兄ちゃんに……



時雨｢大丈夫だよ。A｣


｢え……？｣


時雨｢大丈夫だから。今はまだ……ね｣


｢うん！そうだね｣


時雨｢さてと。じゃあそろそろ行こうか。トリさん。運転よろしく｣


鳥塚｢つか、今更だけど、華江って人はよかったのか？｣


時雨｢知り合いの車呼んでたみたいだし、いいんじゃない｣


鳥塚｢お前ってたまにそういうとこあるよな｣


時雨｢華江お姉様はそんな細かいとこ気にしないけどね｣


皐月｢んじゃ、若者諸君。頑張れよ｣


エミリオ【またね。A】


帰り際、エミリオさんにほっぺたに軽くキスをされると時雨お兄ちゃんが珍しく怒って、エミリオさんを蹴った



…………と、そこまでが、その日の記憶



お兄ちゃん達が帰ったあとから、頭の中にモヤがかかったみたいに何も思い出せなくなった

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