秋12＃ 本気と勝利 ページ14
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──やった、これなら！
「チェックメイト！」
「おめでとうございます。ゆうと様の勝利です」
パッと顔を上げると、初めから分かっていたと言うようにゆっくり瞬きをして、Aは言った。
「初勝利だね」
「こうも早くぬかれてしまうと、私の立つ瀬がございませんね」
「ははっ」
もう一局、とAが言うので再び始めた。二戦、三戦と続けてギリギリのところで鬼道が勝つ。
その間、鬼道は彼女に幾つも質問をして、Aの生い立ちの大体を把握した。多忙な両親に代わり、当主を引退して相談役となっていた祖父、
四戦目にして、鬼道は徐々に違和感を感じ始めた。勝っているのは嬉しい。しかし、勝ち方が毎回ほとんど同じだ。それも、ギリギリまでいい勝負をしておきながら、最後にAが悪手を放ちそこを鬼道が突くという形。
ふと顔を上げた。玄関先で会った時と変わらない、宝石のような瞳。それは言い換えればなんの感情も浮かんでいないように見える。
「……A」
「はい」
「なんで本気でやらないの？」
Aが息を飲んだ──ように見えた。
表情は変わらない。続けているチェスの勝負だって、勝っても負けても同じ表情だった。
引っかかったのは、Aがこぼした「家のことを第一に考えるよう教え込まれた」という言葉。
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杳覇(プロフ) - に近い感じかな……？ 私の作品の中ではかなり短くまとまると思うんで、暇なときに覗いてくれると嬉しいです！ 更新がんばるね〜〜！！ (2021年10月8日 12時) (
レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 初見朧さん» 初見朧ありがとう〜〜！！ バチくそに頭良い子なので私に書き切れるかどうかは賭けです🙂 選手に指示を出してゲームを組み立てていく司令塔よりはマネジメントに近い役割だけど、そういう認識でも大丈夫です！ フィールドメイキングするスタッフ (2021年10月8日 12時) (レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - あっどちらかと言うと日常の練習での司令塔という感じっぽいね(↓設定までしか読んでなかった) (2021年10月8日 11時) (レス) @page6 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - 遅れました！！わー作ってから一週間経ってるー(棒読み)頭良さげな子だね！(語彙力はテストで溶けました)選手じゃないっぽい？司令塔の補佐みたいな感じかな？楽しみにしてるね！頑張って！！ (2021年10月8日 11時) (レス) @page2 id: 2897e279c0 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 白雪林檎さん» コメントありがとうございます✨ わ〜〜昔から読んで下さってるんですね！ めっちゃ嬉しいです…！！ ありがとうございます☺️💓 お褒めのお言葉も光栄です✨ 更新頑張ります！！ (2021年10月7日 6時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
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