命令62＃ ターゲット ページ18
オーストラリアが攻め込んでくる。
そして、ボールはサタンに渡り、4度目のタイムトランスを許してしまった。
「風神雷神!!!!っ」
やはり、タイミングをずらされている。
守さんは必死にボールに飛び付いたけれど、不安定な体勢で弾くことは叶わず。
4失点目を喫してしまった。
「おらッ！！」
「くらえ！！」
凌兵さんとヒロトさんの選手を狙った攻撃は、敵選手へと移る。
最早、どっちが悪魔なのか分からない。あれじゃフィールドのチンピラですよお二人とも……！
「ザ・エクスプロージョン!!!!」
「！！」
「うわぁぁあ！！」
……ヒロトさんの強烈なシュートが、充さんに炸裂した。
信じられない。あんなに優しいヒロトさんが、こんなことするなんて。
その後、明王さんの『マキシマムサーカス』はパズズの『太陽のギロチン』によって止められた。
「一星！大丈夫か？」
「「！」」
充さんの元へ駆け寄り、手を差し出す明日人さん。
見上げた充さんに微笑みかける。
充さんはその手をしばらく見つめ、やがて腕を伸ばしてその手を握った。
良かった……明日人さんはまだ、充さんの敵じゃない。
と、ここでオーストラリアが選手交代。
ベルゼに代わってグラウンドに入って来たのは、ルシ・ファノス。
見た目、すっごく可愛らしい人だ。女の子かな。……違ったら失礼だ。
とか考えていたら、ルシがじっとこちらを見ていることに気が付いた。
まずいな、本当に男の子だったのか。失礼なこと考えていたのがバレたかな。
……って、そんなわけないか。
ルシさんは明王さんからボールを奪い、上がってくる。
そんな彼の前に立ち塞がって、構えた。
「……ルシ、 ターゲットロックオン」
「……え、」
そんなことがあるはずないと思っていた。
この表世界に、サッカーという平和な世界に、そんなことは起こり得ないと。
だからこそ、油断していた。
「っぐ……あッ！！」
敵が刃物まで使ってくるなんて、思いもしなかったんだ。
命令63＃ 何故だか分からないけど→←命令61＃ 悪魔と神のターン
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杳覇(プロフ) - 陽菜さん» コメントありがとうございます！ どの辺りまでご覧になったのか存じ上げないのでネタバレになってしまったらすみません。今作の命令91でバラしています。 (2020年8月24日 20時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - みんな女の子だって知ってるの？ (2020年8月24日 19時) (レス) id: 0dcd5b296d (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 初見朧さん» ありがとーう！！ええ凄いまだ見てくれていたの！？とっくに見放されていたかと……(( ありがとう！！更新ｏ(･д´･+)ゞ頑張ﾘﾏｯｽ♪ (2020年4月14日 17時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - りのくさん» りのく様ー！！ありがとうございます！！詳しくご感想頂き感激です…！！ そこです！漸く蓬莱ちゃんが女の子になったので、ヒロトくんには「後輩」ではなく「異性」として蓬莱ちゃんに接して貰います…！！ご期待ください！ 本当にありがとうございます(T ^ T) (2020年4月14日 17時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 氷浦メグさん» そうなのですね！時間が出来たらぜひ見に行きます！！お力になれたのなら幸いです＾＾ (2020年4月14日 17時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2020年3月23日 10時
