祝！祝！！第100話！ 話して ページ9
と、私が物思いに更けていた時。
「あ、豪炎寺さん！」
『！』
豪炎寺が、理事長室から帰って来た。
分かりにくいが、何処か表情が切なげで、此方も苦しくなる様な顔をしている。
「理事長に呼ばれたんだって？どうした？」
「いや、何でもない」
風丸の問いにも答えず、俯く豪炎寺。
「豪炎寺君…元気無いみたいだけど……」
「……そんな事ないさ」
「だったら良いけど……」
秋が心配げに尋ねる。
答えた豪炎寺だったが、やはりその表情は晴れぬまま。
……何かある。調べなきゃ。
No side
その日の夜、豪炎寺はボールネットをフックに掛け、中に入っていたボールをそっと撫でた。
「……」
ボールを、サッカーを愛おしく思うと共に、襲ってくる父の存在。
くっと唇を噛み締めた、その時だった。
ｺﾝｺﾝｺﾝ
「！はい」
『豪炎寺？入るよ』
「美麻…？」
入って来たのは美麻。
鬼道や円堂ならまだしも、美麻が入って来たのは初めてで、豪炎寺も戸惑う。
「どうしたんだ急に……」
『……豪炎寺』
「ん？」
ボールから離れ、ベッドに座った豪炎寺の隣に流れで座る美麻。
彼女の呼び掛けに豪炎寺が隣を向くと、美麻はゆっくりと豪炎寺の方に視線を動かした。
『……何があったの』
「!!」
『何か、隠し事してるでしょ』
読まれていたのか。目を見開いた豪炎寺と美麻の間に、息の詰まる様な沈黙が流れる。
豪炎寺は、彼女の翡翠色の瞳を見て、何故かこいつなら……という感情が浮かんだ。
『私はコーチ。何か悩んでいるなら一緒に悩むし、壁に当たってるなら一緒に壊しに行く。円堂にも話せないなんて、余程の事なんでしょ？
……話して、豪炎寺』
「……敵わないな」
豪炎寺は自嘲気味に笑って、美麻から視線を逸らす。
そして、自身の抱えている問題を話し始めた。
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Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» wwありがとう！！そうよね、不動絶対赤面してる！！(笑) <(_ _*)> ｱﾘｶﾞﾄｫ (2019年1月23日 20時) (
レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 『きゃ……！』とはなんだ『きゃ……！』とは！！かわいすぎるじゃないか！！普段クールな美麻ちゃんがそんな可愛いことをしたら不動がどうなると思ってるんだまったく！！素晴らしい！！← (2019年1月23日 18時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 奇凛さん» あああありがとうっ！！ (2019年1月11日 5時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
奇凛(プロフ) - なっなぜだ？なぜ通知がこなかったぁぁぁぁ見るのがものすごくおくれた。。。。気を取り直して、遅れたけど、続編おめでとう！ (2019年1月10日 20時) (レス) id: e605ff304b (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» 惜しい(笑) ここからあのシーンに入っていk((←ネタバレ ありがとおおおお(泣)頑張りますっ！！当日だから遅くないかもねwwメリークリスマス！(完全に遅い) (2018年12月26日 11時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年12月25日 17時
