第81話 呼び捨て ページ38
「次から次にギャグ言って、笑うまで寝かせてくれないんだぜぇ？」
「「……」」
苦笑いしか出来ない私達。
チラリと視線を浦部さんに向けると、浦部さんもこちらに気付いた。
途端に青褪める。
「あ…コ、コーチさんやないのー……」
『あっ……』
そういえば、怖がらせたままだった。
私は片足で立ち上がり、浦部さんに向き合う。
『あの時はごめんなさい。説明しちゃダメだったから、私に出来たのはアレくらいで……怖がらせちゃって』
「……」
『……？』
頭を下げる。
何も返答がないから大丈夫なのかと顔を上げると、リカさんはキラキラした瞳で此方を見つめていた。
「ええよええよぉ〜！何やねん、めっちゃええ子やないの〜！しかもめっちゃ可愛えし！(ｷﾞｭｯ」
『う、浦部さん……』
少し息苦しい程に抱き締められ、思わず呟く。
あまり抱き締められた事も無いので、同性とはいえ顔に熱が集中した。
「いやや、浦部さんなんてっ！リカって呼んでや！コーチさんの事も呼び捨てでええ？」
『ええ、勿論……リカ？』
「ああっ、もう！可愛すぎやA〜！(ｷﾞｭｳｳ」
更に強く抱き締められる。
……不思議と嫌ではなかった。
「あ、そうだ！この機会に、私達の事も呼び捨てで呼んでもらえない？」
『え？……分かった、秋、冬花。私の事も呼び捨てにしてもらって良いよ』
「んじゃあたしの事も宜しく……」
『うん、塔子』
これで晴れて知り合いの女子は全員呼び捨てになった。
あ、因みに春奈ちゃんにも、後から「呼び捨てにして下さい！」ってお願いされたので完璧。
そして
「＿＿何だ!?ッ!!」
「「!?」」
何処からともなく現れたサッカーボール。
それはシュルシュルと激しい音を立てて円堂の手の中で回転し、止まった。
それでも凄い威力なのは遠目でも分かる。
一体、何処から……。
「流石は円堂。素晴らしい反応だ」
「「！」」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
塔子の帽子
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Vermut(プロフ) - 奇凛さん» あざっす……！！私が恋愛入れる時はいつも唐突に思い付くから、いつも不自然じゃないかドキドキしてる……。キュンとしていただけたようで何よりです！ (2018年12月23日 17時) (
レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
奇凛(プロフ) - キュンとした・・・//// (2018年12月23日 17時) (レス) id: e605ff304b (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - スイさん» コメントありがとうございます！返信遅れて申し訳ございません…！！ あああ、ありがとうございます(泣)すっごく嬉しいです!!本日テスト終了致しました！応援ありがとうございましたっ！！ (2018年11月27日 14時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - とても面白く読ませて貰っています!!テスト頑張って下さい！ (2018年11月22日 17時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 綾子さん» 了解しました！拝見させて頂きます！ (2018年10月13日 13時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年8月22日 14時
