命令30＃ 仲間 ページ32
Aside
「！」
試合が再開すると、ペクさんがヒロトさんを挑発。
それに乗ったヒロトさんに、鏡を使った不正行為で再び接触退場を狙ったようだが、
ヒロトさんはザ・エクスプロージョンをフィールドの中央で放ち、難を逃れた。
「っ……ナメた真似、してくれんじゃねぇか……！」
「大丈夫ですか？」
「A……ああ。チッ……」
左目を押さえて呻くヒロトさんに手をお貸ししながら、僕はレッドバイソンに目を向けた。
何も、レッドバイソンの全員が不正行為を行うような人じゃない。
怪しいのは三人。ペクさんとパクさん、イさんだ。
他の人は、仲間が反則を行っていることすら気付いていないのか……。
その後、特攻バッファロートレインによって中央を突破され、シュートが放たれた。
弾かれた一郎太さんを守さんが『風神雷神』で受け止め、ボールも弾いたけれど、完全にはクリア出来ず。
こぼれ球を拾われて、シュートが決まってしまった。
……あの人達……一郎太さんが前に出たのを見越して、わざと狙ったな。
と、ペクさん達を睨めば、そこにソクさん……レッドバイソンのキャプテンが詰め寄っているのが見えた。
途端、ペクさんの顔つきが変わる。
あの人はきっと、ペクさん達の行為に反対な人なのだろうな。
和解したみたいだし、これからは、ちゃんとしたサッカーが出来るかな。
……と、思ってしまった僕が馬鹿だった。
「うぐぁ！！」
「！？」
「「！！」」
ペクさんからソクさんにパスが渡った時、イさんが突如後ろから危険なタックルを仕掛けた。
更にパクさんがソクさんに膝蹴りをかます。鳩尾に決まっているのに、審判からは丁度見えない位置だ。
ソクさんは気を失って、フィールドを去ってしまった。
「……許せない……」
「！」
拳を握る。今が
出来ないから、歯を食いしばって堪えた。
歯の隙間から、言葉を絞り出す。
「……自分の仲間に……なんであんなことが出来るんだ……っ」
「A……」
信じられないんだ。絆が命の世界で生きてきた僕には。
人間はあんなに簡単に、友を裏切ることが出来るのか……？
命令31＃ 神と悪魔の連携→←命令29＃ 天性のストライカー
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杳覇(プロフ) - 初見朧さん» 初見朧〜！！？なんと！！見てくれたのか！！！(うん、やめておいた方が良い！！)イナイレ知らない状況なのに、見ててくれたのすっごい嬉しい…！！ありがとう！！続編も頑張ります！！ (2020年3月23日 13時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - お疲れ様〜。そして続編おめでとう！この作品は、私が初めて最初から見ることができた杳覇ちゃんの作品です。(他のは遡るのが大変で……ごめん)イナイレは全然知らなくて(灰崎くんって誰？って感じ)だけど、面白いってことは読んでいて伝わってきたよ！続編頑張れ！ (2020年3月23日 12時) (レス) id: 2c57213a78 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 奇凜さん» きー…！！ごめんなんか通知が来んかった！！ありがとおおおーーー！！！嬉しい！！良かった！！ 良いのおおおお！！？ありがとうございます！！お願いします！！！感動の極み！！！！ほんっとおおにありがとう！！ (2020年3月16日 20時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
奇凜(プロフ) - はあああああああああああめっちゃ好き！！！！！！ストーリー好みすぎて好みすぎて！！！！蓬莱ちゃ描いてもいいかな！！！！？？？？ (2020年3月13日 18時) (レス) id: 937d8618c2 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - スカーレットさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！！お気遣いもいただき、ありがとうございます。更新頑張ります！！ (2020年3月13日 10時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2020年3月10日 21時
