【名探偵コナン】幼女になって読む話。

ねこさがし　さん ページ11

「この子が見つけてくれたんだ」


きゅうにゆびをさされて、びっくりしながらぺこりとあたまをさげる。じとっとしたしせんをかんじながらおずおずとかおをあげる。


「すげぇな、お前！どうやったんだ？」

「ええっと、そこで寝てて…それで」

「ちょっと、元太くん」


ずずいっとせまってくる男の子に女の子がわりこんでくる。わたしは目をぱちぱちとまたたかせながらその３人のようすをながめる。


「わりぃ、少しうるせー奴らだけど
　これでも少年探偵団なんだぜ」

「しょーねん、たんていだん？」


さっきよりもくだけたしゃべりかたのコナンくんに、なんだかなかよくなれたのかもしれないと思う。ぼんやりとしていたら、コナンくんがわたしの手をひいた。


「ほら、お前らも早く届けにいこうぜ」


みー、とみーちゃんもコナンくんのことばにはんのうするようになく。そのまま、手をひかれてわたしはみーちゃんをとどけにいった。


「ありがとう…ほんとによかったぁ」

「いえいえ、じゃあ僕たちはこれで」


ぐすぐすとはなをすすって女の子がみーちゃんをだきしめた。こんなことをコナンくんたちはまいにちしているんだ。そうおもうと、ちょっぴりうらやましい気もした。

おかあさんみたいだなあって。

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