検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:266,938 hit

ep.046 翔ちゃんの異変 潤 ページ47

ふぅぅ、と息を吐いた
ワイン…
極甘口で、蜂蜜のような香味を持つ、デザートワインをグラスに注いだ
もう少しで、飲み終わる
いや、今日で全部飲んだんじゃない
2日前と3日前で半分ほど飲んだ

 

携帯が振動する
”翔ちゃん”

潤「もしもし?」

翔ちゃんの疲れと怒りと悲しさと寂しさを詰め込んだ声が携帯越しに流れ出た

 
翔「今から…そっち、行ってもいい?
一緒に飲まない?」

 
おいおい、コイツ、時計見てんのか?
もう日付変わってるぞ?

 

潤「まぁ、いいけどさ…
じゃぁ、ビール、買ってきてくれねぇ?」

翔ちゃんが「わかった」と言うのを確認して電話を切った

 

最後の一杯をごくりと飲み干し、首を捻らせた
…翔ちゃん、どうしたんだろ?

いつもは、さすがにこんな時間帯に電話をかけない(酔っぱらっていれば別)
アポ無しでいきなり家に行ってもいい?なんて言わないし…

 
きっと、何かあったんだろう
そうじゃなきゃ、断っていた

 

それから何分かして、インターホンが鳴る
もしかして、こっちに向かう途中で電話かけた?
相葉ちゃんならやりかねないが、翔ちゃんが…?
あの、律儀な翔ちゃんが?

 


翔ちゃん、やっぱ何か有ったのか?

 

ドアを開けたら、ブルージーンズとボタンをかけ間違えたシャツを着た翔ちゃんがいた

 

潤「おい、どうした?」


 
泣いた後なんだろう…

それに、シャツのボタンをかけ間違え?
…いや、どこか抜けている翔ちゃんなら有り得なくもないが

 

翔ちゃんが、自嘲的な笑みを浮かべた

 
潤「まぁ、入れよ」

ep.047 翔ちゃんの想い人 潤→←ep.045 俺の人生の最底辺 翔



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (238 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
179人がお気に入り
設定タグ: , 大宮末っ子 , 櫻葉   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - こがるさん» 年齢バレましたからね?(笑)  そろそろ、コメントをパート2に移して下さい♪ (2012年4月21日 11時) (レス) id: f0f69ba1e9 (このIDを非表示/違反報告)
こがる(プロフ) - 憐さん» 入学したばっか!あっ、言っちゃった~ (2012年4月21日 11時) (レス) id: 4794330e9c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こがるさん» 15歳以上25歳未満です☆これ以上は言わんよ?←  高●生(笑)か。正弦定理とか…?私は余弦定理の方が嫌いだけど(笑) (2012年4月21日 11時) (レス) id: f0f69ba1e9 (このIDを非表示/違反報告)
こがる(プロフ) - 憐さん» あたしも平成生まれの!高●生ですっ!ちょっとタメじゃなかったのか……まぁ、これからもよろしくお願いします(笑) (2012年4月21日 11時) (レス) id: 4794330e9c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こがるさん» …ナイショ(笑)電車を大人料金で乗らなきゃいけない年齢デス← 平成生まれですねー。学生やってます(笑) (2012年4月21日 11時) (レス) id: f0f69ba1e9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:憐・鈴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/LoveAtomic  
作成日時:2012年1月13日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。