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Side of Yuto
い、言ったー！！！言っちゃったよ俺！！！
バクバクうるさい心臓音。
何故か出てきた敬語。
よかった、電話で。…顔赤いの見られたくない。
ずーっとずーっと、帰り道に見えるチラシに
馬鹿みたいに視線を取られて
Aちゃん来るのかな？
Aちゃん知ってるのかなって
気付いたらそんなことばかり考えてた。
「良いの？？」
『う、うん…Aちゃんがいいなら』
「実はね、私方向音痴なの(笑)
初めての場所なら優斗くんいてくれたら心強いな」
『案内する！！土曜日人多いかもしれないけど』
「じゃあ、お願いします(笑)」
『任せて！！』
思わずその場でガッツポーズ。
噛み締めてると視線の端で那須が
めちゃくちゃニヤニヤしながらこっちを見てる。
後でどつく。
とりあえず那須に背を向けて
また電話に耳を傾けた。
『スイーツなら…昼の2時くらいでもいい？』
「うん！全然大丈夫」
『じゃあ土曜の2時に駅で！』
「はーい、楽しみにしてるね」
電話が切れたことを確認すると
自然と出てきたよっしゃー！なんて声は
部室中に響きそうなくらいの大きさで
慌てて口を閉じる。
そして那須の頭をとりあえず叩いた。
『おい、お前その顔やめろ』
『いいじゃないすか〜、よかったすね♡』
『うっっっざ！！お前うざ！！！』
ははは、なんて爽やかそうに笑ってる那須が
ムカつくけどそこまで腹が立たない。
え、待て。服どうしよう。
…………悩み尽きない。
『那須』
『…………え、なんか危機感あるんですけど』
『服、買うの付き合え』
『こんな時間からですか？！？！』
『しゃあねぇだろ！！行くぞ！！！』
『ええええ………』
那須を引っ張って駅前に急ぐ。
財布は……後で貯金崩せばなんとかなるな。
変な格好なんてAちゃんの前でしたくない。
絶対絶対ちょっとでも意識して貰うんだ。
" 楽しみにしてるね "
声だけでも頭にずーっと残って離れない。
あぁ、………好きだ。
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はび - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！！(T ^ T)応援しています！頑張ってくださいっ ！！ (2018年6月22日 23時) (
レス) id: 1a6434a690 (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - ドキドキしながら読んでます(；＿；)これからも応援してます！ (2018年6月18日 23時) (レス) id: e8d9010515 (このIDを非表示/違反報告)
moema(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！これからも頑張ってください！ (2018年5月6日 0時) (レス) id: 43f5e476de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むう
| 作成日時：2018年4月25日 22時
