・ ページ17
.
Side of You
あっという間に1時間程過ぎてしまって
今度は私の好きなものがあるところに
行くことになった。
『…………ここ？？』
「うん！！ここのアイスすっごく美味しいの！！」
『へー！Aちゃんアイス好きなんだ』
「ふふ、大好き」
『っえ、……』
「ん？？」
『な、何でもない！！何頼もっかなー！！』
いつも学校帰りに寄るアイス屋さんに来てみると
隣に優斗くんが並んでるのがちょっと新鮮。
ぼーっと立ったままだった彼に振り向くと
慌ててショーケースを見つめ始めた。
お互いに好きなのを買ってベンチに座る。
バッティングセンターで運動した後の身体には
甘いものは余計染みる。
うま！！なんて言いながら私の横で
足をバタバタさせてる優斗くんを見ると
自分の好きな物で喜んで貰えるって
嬉しいんだなって気付かされた。
「良かった、喜んで貰えて。
んー！！やっぱりここのアイスが1番」
『ふは(笑)』
「………優斗くん？？」
『美味しそうな顔して食べるなぁって思って』
「っ？！え、あ、……いや」
『そんな隠さなくていいよ。
………………可愛いって意味だから』
「へ…っ、」
いつもの笑顔で私の方さえ見ずに
アイスをつつきながら言われたそれに
上手く対応が出来ない。
そんな、ただの会話の1部みたいに言わないでよ。
優斗くんの言葉で熱くなった手のせいで
今日はカップの中のアイスが溶けるのが早い。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1718人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はび - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！！(T ^ T)応援しています！頑張ってくださいっ ！！ (2018年6月22日 23時) (
レス) id: 1a6434a690 (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - ドキドキしながら読んでます(；＿；)これからも応援してます！ (2018年6月18日 23時) (レス) id: e8d9010515 (このIDを非表示/違反報告)
moema(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！これからも頑張ってください！ (2018年5月6日 0時) (レス) id: 43f5e476de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むう
| 作成日時：2018年4月25日 22時
