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Side of You
『………今日も持っててくれてたの？』
「うん」
さくちゃんから貰ったイヤリングは
いつの間にか私のお守りみたいなものになって
学校にはさすがに着けていけないから
小さな巾着袋に入れてカバンにしまっていた。
何となく、これを持ってると安心するというか
今日も1日頑張れるような気持ちになれる。
『いつもAは俺のあげたもの
大切にしてくれるよね』
「もちろん。全部大事だもん」
幼稚園の頃、彼がくれた四つ葉のクローバーは
押し花にして栞にした。
誕生日カードも修学旅行の時交換したお土産も
全部全部失くさないように1つの箱に入れてある。
だって、さくちゃんも私があげたもの全部
勉強机の引き出しにしまってくれてるでしょ？
『ありがとう。それだけ大事にしてくれたら
俺も渡しがいがある』
ふわっと頭を撫でられる。
頭にかかる落ち着く重さ。
ふと、この前出会った彼のことを思い出した。
そう言えば、ここ2.3日連絡取ってないかも。
『じゃあ、俺今から部活だから』
「うん。頑張ってね」
ゆっくり離れた手に少し寂しさを覚えながら
彼に手を振って見送る。
帰り際、体育館には彼の姿。
バレーをしてる時のあの真剣な目が
私は結構好きだったりする。
さくちゃんが目線をこっちに外した瞬間
ちゃっかり目が合ってしまったから
頑張れ、と口パクで伝えてみると
一瞬瞳を揺らしてから
微笑んでまた目線はコートへ。
そんな彼を見届けて私も校門へと足を進めた。
『…………あ、いた』
「え、……っ」
『いきなりで悪いんだけどさ、今から……暇？？』
学校の前にはうちとは違う制服。
私が校門を過ぎようとするとその人は動いて
こっちへ向かってきた。
ふにゃん、と口元を緩めるとちょっとだけ
ほっぺを赤くして私に問いかける。
まさか、優斗くんがここまで来てくれるなんて
思ってなかった私の頭は当然大混乱。
とりあえずただ、こくん、とそれに頷くと
また柔らかい笑顔でやった、って彼は言った。
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はび - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！！(T ^ T)応援しています！頑張ってくださいっ ！！ (2018年6月22日 23時) (
レス) id: 1a6434a690 (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - ドキドキしながら読んでます(；＿；)これからも応援してます！ (2018年6月18日 23時) (レス) id: e8d9010515 (このIDを非表示/違反報告)
moema(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！これからも頑張ってください！ (2018年5月6日 0時) (レス) id: 43f5e476de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むう
| 作成日時：2018年4月25日 22時
