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Side of You
後でLINEで謝らないと、と思いながら
さくちゃんに腕を引かれるまま部屋まで移動する。
電気もつけないままベッドに腰を下ろすと
やっと手を離された。
「………さくちゃん？？」
『っ……、やだ』
「へ…？」
『遠くに行かないで、A』
窓から差し込む光に照らされたさくちゃんの表情は
今にも消えちゃいそうなくらい脆くて。
目を見開いてただ立ちすくむ私を
座ったままでぎゅっと抱き寄せる。
なにかあったのかな？
もっと早く帰ればよかったって後悔した。
「行かないよ。絶対ここに帰って来るでしょ？」
『A、優斗ってやつのこと好きなの？』
「好きじゃないよ、ただの友達」
『…………そ、っか』
私のお腹辺りに頭を預けるさくちゃん。
ふわっと髪を撫でてやると
さっきまで強ばってた身体が少しだけ力を緩めた。
そんな時、耳に届いた着信音。
さくちゃんの携帯が光っていて
ディスプレイには " 橋本涼 " の文字。
『………分かってる、うん、行くから』
電話越しに聞こえる声は怒ってるけど優しい。
さくちゃんはいつも悪態をついてるけど
涼さんはたださくちゃんのことが
大事なんだと思うけどな。
「ふふ、ご飯呼ばれたの？」
『…うん。別に電話まで寄越さなくてもいいのに』
「涼さん拗ねちゃうから早く行ってあげて」
『…………はぁ、Aが言うから行くんだからね』
「はいはい(笑)」
渋々私から腕を離して自分の部屋に戻る
後ろ姿を見届ける。
…あんなに寂しそうなさくちゃん久しぶりに見た。
頭の中で、優斗くんの顔とさくちゃんの顔が
交互に浮かんできては胸を締め付ける。
さくちゃん、何を考えてるの？？
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はび - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！！(T ^ T)応援しています！頑張ってくださいっ ！！ (2018年6月22日 23時) (
レス) id: 1a6434a690 (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - ドキドキしながら読んでます(；＿；)これからも応援してます！ (2018年6月18日 23時) (レス) id: e8d9010515 (このIDを非表示/違反報告)
moema(プロフ) - いつもキュンキュンしながら見てます！これからも頑張ってください！ (2018年5月6日 0時) (レス) id: 43f5e476de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むう
| 作成日時：2018年4月25日 22時
