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その小鳥の行方は ページ3
施設が、赤く染まっていた。
肉が焦げる匂いがする。
不愉快、不愉快だ。
___しかし、とても愉快だった。
「はは…ははははははッ!!!!!」
私は、狂ったように笑った。笑い続けた。
こんなにも笑っているのに。笑顔だというのに。
心の空白は埋まらなかった。
虚しい、悲しい、辛い。でも楽しい。
「…ぐっちゃぐちゃだよ。全部。」
⁂
そのまま目的もなくただ歩き回っていると、黒と金色のリンゴが実った木の下にパタリと倒れ込んだ。
もうどうでも良かった。
あのニンゲン共をコロしても何も変わらなかった。
結局のところ、私は怒りに身を任せて身勝手な行動をしただけなのだ。
きっと、これは罰なんだ。
____いっそ、しにたいな、なんて。
*
とある双子の守護者のみぞ知る。→←傷付いた小鳥が逃げ出した。
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