10.バンバンバン! ページ10
.
歩いてからどのくらい経っただろうか。
体感にして、数十分…いや、数時間?
分からないけれど、とにかく沢山歩いた気がした。
それに…感染者を何人も何人も撃った
実際に撃ったのはレトくん、佐々木さん、ガッチさんだけど
目の前で血を流して死んでいく姿を何人も見た。
…死んでいるのか分からない。
たまに血を流しながら起き上がってくる人もいた
ガッチさん曰く「頭を狙うか、燃やすかしないと生き返る」らしい。
キ「もうそろそろだと思う、ここを左に曲がって道なりに行けば…」
レ「ふぅ…やっとか」
ガ「キヨの言う支給所で弾も補給しとこう」
ビルが段々と少なくなり、木々が生える1歩手前でキヨさんはそう言った
まさか、
『この森の中に入るの?』
キ「そうっぽい…」
キヨさんはスマホを見て呟く
…人々に配る為に支給された銃が、こんな人気の少ない森の中で?
森の近くに住む住人達に…ということなのだろう
私達は斜面を登り、草木をかき分けながら進んだ
すると途中で急に道のようなものが出てきて、またそこを進んだ
そして──────
キ「っしゃ、ここが支給所だ!」
森があけて光が差し込んできた
キヨさんの言う通り、目の前には銃が並べられた台が置いてあった
弾も中々の数がある。
それに、私達が持っていない種類の銃も
牛「これひょっとしてショットガンじゃねぇか?」
レ「これは…ハンドガンの強化アイテム?」
ガ「マグナムの弾もあるね、本体は無いけど」
各々自分が気になる武器を手に取った
私とレトくんはハンドガンの強化アイテムを取り、佐々木さんはショットガンを
ガッチさんはマグナムの弾とハンドガンの弾。
キヨさんは9mm弾用のハンドガンを。
ガ「埼玉だとハンドガンしか無かったな、さすが東京!
それに埼玉は国の人がヘリコプターから銃の入った箱を落としてそれを俺らが拾う形だったのに…ここは人間が地上で直接置きに来たみたいな形だね」
牛「それって結構リスキーだよな」
レ「地域によって違うんかな
東京は元から銃がどこかに保管されてて、埼玉はそれが無いからやむを得ずヘリを使った…みたいな」
キ「しかもこの辺は森だからヘリで箱を落とすなんて出来なさそうだし」
『そうですね…
所で、これからどうします?避難所である警察署に向かいますか?』
5人で顎に手を当てて打開策を練る
その時、レトくんが真っ先に口を開いた
レ「…ねぇ、あそこにあるのって…」
彼が指さす先を見ると
牛「洋館、か…?」
ツタが生い茂った洋館らしきものが見えた
.
254人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さんご(プロフ) - シャオランさん» わ〜!!嬉しいです😭この小説書いて良かったです!!ぜひぜひ何回も読んでやってください😌❤️コメントありがとうございました!! (2022年4月30日 19時) (レス) id: 435cdb899d (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 今まで読んだ中で1番好きな小説です!もう1回読みたいと思わせるような小説で、画像などのクオリティが凄すぎてもうこれをゲームとしてプレイしたいとまでなりました!!素敵な小説ありがとうございます。 (2022年4月18日 17時) (レス) @page44 id: 3b3e01edc0 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - にこりさん» 嬉しいですありがとうございます;−;画像頑張った甲斐がありました!他の作品も読んでくださってるとの事なので、これからも頑張ります! (2021年9月18日 12時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
にこり(プロフ) - こういうタイプの小説初めて読みました!画像とか凝ってて面白かったです。他の作品も読んでいます素敵な作品をありがとうございました! (2021年9月18日 8時) (レス) id: 77e29caa07 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - sugarさん» ありがとうございます!楽しんでいただけたなら嬉しいです(*´ `*) (2021年9月3日 10時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ