42.願った君 ページ44
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『私を…作ろうとしていた?』
「そうだよ、おかしいだろ?それほど好きで堪らなかった……
Aがいなくなったのとの同時にあいた心を埋める何かが欲しかった…
でもそれはAでしか埋められないって気がついたんだよ」
俺はそう言って笑った
もう、笑うことしか出来ない
許しを乞うても、許されないことはわかっていたから。
ウ「はは!とても許すことの出来ない馬鹿な男、だろう?」
『ウェスカー辞めて、キヨさんをそういう風に言わないで……』
なんで?
なんでそこまでしてAさんは俺を庇う?
そして……ウェスカーとはどんな関係なんだ?
ウ「……気になるかい?俺らとAの関係が」
「…!」
ウェスカーは見据えたように俺にそう言い放ち、意地悪く笑った
ウ「いいだろう。教えてやるよ
俺とウィリアムは昔、この天才的な頭脳を持ったAに声をかけたことがあったんだ
「うちの会社に来ないか?」とな」
レト「俺、そんな事1度も……」
ウ「そうだろうな。なんせ彼女はすぐ断ったんだから
惜しい獲物を逃したと思ったよ、本当にね
あの女の娘だから天才だと思ったらまさにビンゴ!
……なのに、Aは疑いもせず断った
能天気な研究長とは違ってね」
「嘘、だろ……なんでずっと隠してたんだよ……!俺が研究してるの見てたらあれがAにそっくりだってことは気がついてたはずだろ!?」
バ「私たちは気づいたからこそ黙ってたんだ……
あの天才頭脳を持ったクローンが生まれれば、それで充分だったからな」
バーキン博士はAを睨んだ
俺は…コイツらの手の中で踊らせれてたってことか?
「そんな、わけ……ない……」
ウ「そう思いたいだろうな!
……現実を見せてあげるさ、キヨ研究長」
ウェスカーがそう言うと、バーキン博士が何かのボタンを押した
すると階段下の壁がどんどん開き……
2つの人影が現れた
牛「隠し扉……!?」
ガ「油断するなよ」
その扉の中からうめき声をあげて出てきたのは
『………なんで、こんな所に』
俺が完全体を作る時に細胞を使った
あの女の
『お母さん………!!!』
「…え?」
Aの母親の
感染者。
そしてその後ろに立っていたのは
「キ、ヨ……おなか、すいた…血が、ほし…い」
俺が作った、
AそっくりなK-ウイルス完全体だった。
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さんご(プロフ) - シャオランさん» わ〜!!嬉しいです😭この小説書いて良かったです!!ぜひぜひ何回も読んでやってください😌❤️コメントありがとうございました!! (2022年4月30日 19時) (レス) id: 435cdb899d (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 今まで読んだ中で1番好きな小説です!もう1回読みたいと思わせるような小説で、画像などのクオリティが凄すぎてもうこれをゲームとしてプレイしたいとまでなりました!!素敵な小説ありがとうございます。 (2022年4月18日 17時) (レス) @page44 id: 3b3e01edc0 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - にこりさん» 嬉しいですありがとうございます;−;画像頑張った甲斐がありました!他の作品も読んでくださってるとの事なので、これからも頑張ります! (2021年9月18日 12時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
にこり(プロフ) - こういうタイプの小説初めて読みました!画像とか凝ってて面白かったです。他の作品も読んでいます素敵な作品をありがとうございました! (2021年9月18日 8時) (レス) id: 77e29caa07 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - sugarさん» ありがとうございます!楽しんでいただけたなら嬉しいです(*´ `*) (2021年9月3日 10時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
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