#11 ページ12
私が問うと、牛沢さんはゴホンと咳払いをひとつしてから答えてくれた
牛「まず愛のゲームと呼ばれている理由…
Aは実際に命が奪われるゲームと聞いてやりたいと思うか？」
『…それは、思いません』
牛「つまり、そういう事だ」
なるほど、と私がつぶやくと
牛沢さんは何かを言いかけたようだったが口を噤んでしまった
キヨ「次に、さっき俺がやってた技について説明するぜ」
キヨ「あれはアビリティ、って言ってな
意味は…学年トップのAなら分かるか？」
『能力、だね』
キヨ「そう、俺らこのゲームのプレイヤーはそれぞれ1人ずつアビリティってやつを持ってて
そしてそれぞれ1人ずつ持ってる技が違う
人間と同じように、似た技はあっても全く同じものは無い」
キヨ「俺の能力は特殊魔法系の1つ、空間転移だよ」
にわかに信じ難い事だらけだが、私は頷いて聞くことにした
キヨ「こういう風に…ブラックホールとホワイトホールが出せる」
キヨくんが右手に少し力を入れると、そこには先程の黒い渦が
そして左手に力を入れると、そこには白く光る渦がでてきた
キヨ「ブラックホールはこの宇宙に存在するアレだよ
ホワイトホールはその逆、ブラックホールに入れたものならなんでもここから出せる」
キヨくんはブラックホールに久保田くんのスマホを投げ入れた
キヨ「ほらよっと」
そして次の瞬間、ホワイトホールからそのスマホが飛び出してきた
『わ、すごい……！』
キヨ「Aもきっと持ってんだぜ、アビリティ」
レト「Aは俺と同じ特殊物理かなあ」
キヨ「いーや、特殊魔法だろうな！そしたら俺がみっちり仕込んでやるよ！」
ガ「Aはきっと身体物理だよ！」
牛「お前ら何言ってんだ、俺と同じ心体魔法に決まってんだろーが」
4人は何かを言い合ってバチバチと火花を散らしている
『でも……私も魔女っ子みたいに能力を使えるって事ですか？』
そんな4人の話を遮り、少し恥ずかしながら聞いてみる
昔憧れた魔女っ子に、なれるのかな。なんて。
アニメの魔女っ子は人を殺すなんてことはしなかったけど……ね
牛「ああ、できるぜ」
ガ「そんな綺麗なものじゃないけどねー」
レト「仮にも俺らは人を殺してるんや……」
キヨ「自分が勝たなきゃ、死ぬ世界だからなー」
悲しそうに笑うキヨくんに、私は目を伏せることしか出来なかった
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さんご。(プロフ) - 花牟禮さん» わー！ありがとうございます！たくさんのお褒めの言葉嬉しすぎます；−；もう、ものすんごい糧になります！！なかなか更新できず申し訳ありませんがなるべく早く書きますのでこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月1日 18時) (
レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
花牟禮(プロフ) - 初コメです♪各実況者さんの特徴が文字から伝わり、ついのめり込んでしまいます…やはり文才のある方は素敵ですね！愉しみを提供して頂いているのに此方には表現力がなく感謝をお伝えしきれず申し訳無いですが、少しでも糧になっていれば幸いです（><） (2021年9月1日 15時) (レス) id: 9856f2c98c (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - たまごアイスさん» 私自身、皆さんに設定がきちんと伝わっているか不安だったのでこのコメほんとに嬉しいです(><)更にお褒めの言葉までありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年8月4日 20時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
たまごアイス(プロフ) - コメント失礼します。 設定がすごく細かい上に恋愛要素もしっかりあって文章も分かりやすくて面白くて一気読みしてしまいました！更新楽しみにしています！ (2021年8月4日 15時) (レス) id: 84c9dfda6b (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - いりやさん» ありがとうございます、、、！嬉しいです！^^私もこの小説は書くのすごく楽しいのでなるべく早く更新できるよう頑張ります！ (2021年8月3日 8時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
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