01.せんぱい ページ2
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そして時が経ち、無事に志望校に入学し
なんとあの時の彼と同じクラスになった。
彼の名は“
クラスの中心的存在で、いつも明るい人。
……まぁ、それもあって1度も話せたことは無い。
そして、もう1つ。
入学して少し経ってから私には彼氏が出来た
バスケ部の人ですごく優しい人。
部活見学をしに行った私に一目惚れをしたのだと言う。
何度も何度もアタックをしてくれて、いつの間にか付き合って5ヶ月が経っていた
なんら普通のカップルと変わりなく、私達も過ごす
今日もまたいつもの様にお弁当を作って、中庭の待ち合わせ場所で彼を待つ。
『あっ、先輩！』
いつもとは違う気怠げな先輩がこちらへとやってきた
『あの、どうかされたんですか…？
私、またお弁当作ってきたんです』
「あー……」
『もしかして寒い？私カイロも持ってますけどよかったら』
「あのさ！」
突然の大声に思わず肩をあげるも、彼はお構い無しに続けた
「別れて欲しいんだよね」
『……はい？』
「だから……別れて欲しいの、俺と」
頭の中が真っ白になる
『えっと…なんで、ですか』
「やっぱ俺ら合わない気がして？」
『合わない……
私、なんかしちゃいましたか…？』
「……ババくせぇんだよ」
『……え？』
「弁当茶色ばっかだし、お節介だし、ババくせぇって言ってんの！！
カワイイ系の女子かと思ってたのに……
だから別れたいんだよ」
彼はそれだけ言うと「そういうことだから」と私に背を向けた
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「そんな男別れて正解でしょ」
私の目の前に座る女子はそう言った
『さとちん〜……』
「はいはい、泣かないの」
この子は“さとちん”こと“
私の1番仲のいい友達だ。
「で、ババくさいって言われたけどは悲しいけどフラれたことは気にしてないの？」
『なんか…別れた事はそこまで悲しくなくて』
「理由はどうであれ悲しくないならいいけど」
「でもさぁ、ババくさいってなに？」
さとちんは私が先輩と食べるために作った大きめの弁当箱に入っている唐揚げを取るとそれを口に放った
「美味しいし、ババくさいっていうか家庭的じゃん
お節介だって、面倒見が良くて優しいってことでしょ」
『さとちんホント好き！』
「はい抱きつこうとしないー」
ハグしようとすると体を抑止され、また席につく
「あ、そういえばさ」
『ん？』
「部活やらないの？
部活に没頭すれば先輩のことも忘れられるでしょ」
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さんご。(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます〜！！がんばります！！ (2021年10月26日 20時) (
レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 続きが気になります。面白いです。更新頑張ってくださいね！ (2021年10月26日 5時) (レス) id: 36491d0673 (このIDを非表示/違反報告)
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