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私の手中にあるスマホは、割れる前の物に戻っていた
レト「なんで……なんやろ、」
キヨ「つってもAしか触ってないし……」
牛「アビリティの一種なのか？」
『光が手の平から出て、物を元通りに出来るアビリティ……？』
キヨ「確かにどっちも特殊魔法っぽいし1つのアビリティではあるんだろうけど」
「あ、」となにか思いついたようにレトルトさんはリュックの中から1枚の紙を出した
そして何をするかと思えば、それを4等分にする
レト「これ、直せる？」
『分かんないです、けどやってみます』
私はそれを受け取ると、先程と同じように眩い光が出て
消えたかと思うとそこには4枚だったはずの紙が大きな1枚の紙に戻っている
キヨ「……すっげぇ…」
『しかも光の時と違って、使いこなせるようになってる…！』
牛「この際だしちゃんとAのアビリティについて考えねーか？」
『いいなら、私も知っておきたいです。自分のアビリティ。』
キヨ「Aんち行きてーなぁ」
牛「ちょいちょい、そんな急に行っても迷惑だろ？」
『いえ、大丈夫ですよ。私も1人だといつもなんだか寂しいですし！』
牛「マジィ！？」
レト「1番行きたがってるやつやめろ」
ムキになる牛沢さんに3人で笑いを零し、私の家の方向へと足を進めようとした
その刹那────
？「いいなぁいいなぁ！そのアビリティ僕もほしいなぁ」
『────え？』
思わず肩をビクッとあげる
何故なら、
いつの間にか後ろには小学校低学年くらいの男の子が立っていたから。
？「お姉ちゃんのアビリティ僕もほしいよぅ」
キヨ「ユーザー……なのか、この子……」
牛「ガキんちょ、アビリティっつーのはあげたくてもあげられるもんじゃねぇんだよ」
レト「こんな小さい子までユーザーって……どうなってんねや」
？「お姉ちゃんアビリティくれないの？」
首をこてんと傾げて悲しそうな顔をする男の子
きゅっ、と胸が締め付けられる
自分のアビリティが開花してなくて身を守る術がないのかな……
というかどこでユーザーになったんだろう、この子。
親のスマホとか……？
『ごめんね、お姉ちゃんはアビリティあげること出来ないんだ……』
？「えーーーん！！なんでぇ、お姉ちゃんのアビリティほしいよぉ
じゃあさじゃあさぁ、」
『なぁに？』
?「死んじゃえば僕にあげられるよねぇ!」
レト「A危ない！！！」
レトルト先輩が私を押し倒す
？「余計なことしないでよぉ、お兄ちゃん」
私の頬には
かすり傷とは思えない量の血がついていた
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さんご(プロフ) - いちご丸さん» ありがとうございます、、！Xの方に🗻視点のお話もあるのでよければぜひ！ (1月12日 0時) (
レス) id: 4c714dcc22 (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 凄い作品に出会えて感激です..!とんでもない文才ですね!凄く楽しく読むことができました。これからも頑張ってください( *´꒳`*) (1月5日 19時) (レス) id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
さんご(プロフ) - なみのさん» 長編にもかかわらず最後まで読んでくださりありがとうございます☺︎楽しんでいただけたならなによりです！ (11月13日 1時) (レス) id: b4a1483ffc (このIDを非表示/違反報告)
じゃーんえっちふん - みるくちゃあああああああん (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
なみの - とっても面白かったです！あまりにも作り込まれていて、感動しました・・・大好きです！！ (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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