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その時。


ガチャッと古びたドアを開け、勢いよく入ってくる人物がいた



「藤原さん!!今シャボンが何でか割れちゃって声が……聞こえなく…」


キヨ「羽乳田さん?…がなんでシャボンの話を?」


そこにいたのは羽乳田さんだった

どうやらシャボンを通じて私達の会話を聞いていたらしく、そのシャボンを藤原くんが握り潰してしまった為不思議に思ってここにやってきたのだろう



牛「あー例の羽乳田さん?つーかみるく?」


キヨ「は?え、みるく?羽乳田さんが?」


レト「そやで。あのな」



今まであったことを、レトルト先輩はキヨくんに全て話した



キヨ「……みるくなんだったら…今俺がここでぶっ殺してやる…

Aを殺すことに協力したお前はもうクラスメイトでも友達でもねえ」


羽「ま、待ってキヨ!!」


キヨ「ただの敵だ」



カッとなって拳を握るキヨくんをガッチ先生が慌てて止める



キヨ「ガッチさん離せよ!!!!コイツ殺らねぇと気がすまねえ!!」


フジ「そういえばみるくー。シャボンを潰したのは俺だよ
そんで、話せることは全部話しちゃった」



この空気に似合わない声色で藤原くんはそう言い放った

羽乳田さんは急いでスマホをタップし、アバター姿に変身した



み「な、なんでにゃん!?だから……キヨは怒って」


キヨ「Aを殺すために手を組んだんだって?ああ!?」


み「聞いてにゃん!!!たまには…私の声も聞いて欲しいにゃん…」


キヨ「今更何聞けって言ってもおせーよ!!」


ガ「まあまあ……キヨ、一旦落ち着いて。今はフジもみるくもAを殺す気は無いだろう

話だけでも聞いてみてもいいんじゃない?」



キヨ「…A……」



キヨくんはガッチ先生から離れると、私の横に力が抜けたように座り込んだ

そして頭を私の肩に軽くこてんと乗せる


その瞬間、みるくちゃんは悲しそうに顔を俯いて歯ぎしりをした



『……キヨくん、』


キヨ「無理、何言われても今は離れねえ……お前が…死んじゃうとか想像したら…」



キヨくんは私の言葉の先を察したのか、私の袖を掴んでそう言う

それを見兼ねたレトルト先輩は小さくため息をついて口を開いた



レト「しゃあない、ちょっとズルいけどこのままでええわ。みるくも座って話してや」


み「…これが…原因だにゃん。今キヨがしてるみたいなことが、嫌だにゃん……」


牛「Aといちゃこらしてる事が原因……ってことか?」


み「…そうだにゃん。Aがユーザーになるまではキヨ達みんなみるくに優しくしてくれてたのに……全く相手してくれなくなったにゃんか…」

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設定タグ:キヨ , レトルト , 実況者   
作品ジャンル:ファンタジー
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さんご(プロフ) - いちご丸さん» ありがとうございます、、!Xの方に🗻視点のお話もあるのでよければぜひ! (1月12日 0時) (レス) id: 4c714dcc22 (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 凄い作品に出会えて感激です..!とんでもない文才ですね!凄く楽しく読むことができました。これからも頑張ってください( *´꒳`*) (1月5日 19時) (レス) id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
さんご(プロフ) - なみのさん» 長編にもかかわらず最後まで読んでくださりありがとうございます☺︎楽しんでいただけたならなによりです! (11月13日 1時) (レス) id: b4a1483ffc (このIDを非表示/違反報告)
じゃーんえっちふん - みるくちゃあああああああん (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
なみの - とっても面白かったです!あまりにも作り込まれていて、感動しました・・・大好きです!! (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さんご | 作者ホームページ:作者名からどうぞ  
作成日時:2021年9月23日 15時

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