自己満の短編集

眉毛 ページ3

『…っ…。(よう眉毛！笑)』

肩を、震わせながら、パペットで、伝える。
ちょっと、だけ、面白かった…。

「おうなんだアイト…と、パペット。」

スコーン食え。と、パペットに近付ける。
……これは彼なり、の、優しさ、なのか？
話してるのは、私なのに。
そう、感じてる、のは、私なのに。

『……。(スコーンはいらないけど…。というかボク食べれないけど…？)』

「そうか…。」

悲しそうな顔で呟く、イギリス。
……私も、これは、食べれない、かな。

『…。(黒いの取ってみて！お願い！！(中がマシでありますように！！！))』




「これでいいか？」

と、イギリスが、見せてくれたのは…。

『！…すご、い、』

「うぉ？！……お、驚いてねーからな…？！」

私がびっくりするくらいに、

中は、



綺麗だった。



『！！！(チョコレートは！？ねぇ！無いの？！チョコつけて食べたい！！！)』

だってダークマターがこんな綺麗な美味しそうなのになるなんて思わないじゃん？黒いままだと思うじゃん？

「わーかったから。待ってろ！」

かっこいい、な、……とか言ってあげないし
その笑顔もっと見たいとか、お、もって、…。
…次見たら写真、とる。


「ほら。持ってきたぞ。」
『…あ、りが、と。』

黒から驚きの返信を遂げたスコーンにチョコをつけ食べる。

『…！あ、これ、奇跡の、スコーン…。おい、しい。』

ふっと笑うと

「…！ありがとな！」

と言って撫でてくれた。
嬉しい、と、少し思った。

……かっこいいな。なんて。
さすが紳士、だね。(眉毛を見ながら。)

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