\ト%け+○ヰ♪×▲ダ÷@_ゐ ページ41
未だ国王軍と反乱軍が激しくぶつかり合う広場へ戻れば
「待ってたぜェ、麦わらの一味!」
自分達も後数分後には砲撃されるというのに
B•Wがうじゃうじゃと群がってくる。
「面倒ね……ナギ、1発かましてやんなさい!」
「うん!」
ナミさんとチョッパーさんが
耳を塞いだのを確認すると、
大きく息を吸い、今までに聞いた声、銃声、爆発音、
何もかも混ぜこぜにし、それを爆音にして吐き出す。
「◎書$ル♪ゐ¥#?!」
こんな喧騒の中でもよく聞こえるほどの音で、
敵も思わず動きを止めて身体を強張らせ
中には耳を塞ぐ者もいる。
その間に敵を避けて前に進むのは良いが、
これはあくまでも敵を倒すものではなくて
時間稼ぎをするだけ。
音が止めばすぐにまた私達を追いかけてくる。
はずなのに、敵はその場で急に倒れた。
「「「海軍!?」」」
何故か私達を助けてくれたのは海軍の人。
いや、助けてくれたんじゃなくて
ナミさん達は海賊だから捕まえに来たとか。
そんな事をぐるぐると考えている間に、
海兵さん達は次々とB•Wの人を倒していく。
しかも、私の事もナミさん達の事もスルーして。
「事情はよく分かんないけど、
とにかくウソップのいる所まで行くわよ」
立ち止まっていた間に再びB•Wが集まって来て、
行く手を塞がれる。
「ナギ!もう1発!!」
「%セ÷ん♪@べ£イД!」
その後も爆音を撒き散らしながら
爆煙と砂埃とで視界も悪い中ウソップさん達を探す。
すれ違った人が国王なのか反乱軍なのか、
それすら分からない時もあった。
「あそこ!ウソップとビビがいる!!」
トナカイの形になって4足で走るチョッパーさんが
2人を見つけると、私とナミさんを先導する様に走る。
私はただ見失わない様に、その後ろを走る。
その中ですれ違った、
一瞬だけ見えた眼鏡を頭に乗せ、
刀を握る傷だらけの女の人。
「あっ––––––」
思わず足を止めて振り返りそうになった。
名前も知らないのに、会った記憶はないのに。
「あの人、知ってる……?」
知らないはずなのに、
知っていると無意識の内に感じた。
「ナミさん!トニー君っ!!ナギちゃん!!」
斜め下にあるチョッパーさんの後ろ姿に向けていた視線を上に上げれば、ビビさんとウソップさんが見えた。
「砲撃手の居場所が分かったわ」
そう言ってビビさんが見つめた先は、
広場にある時計台だった。
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朮(プロフ) - 星猫さん» それ程アニメをよく観るわけでは無いので、ラノベ系アニメはあまり知りません。ジャンプ系なら黒バス・ぬら孫・血界戦線・るろ剣・鬼滅・リボーン等です。 その他ならドリフターズ ・最遊記・忍たま・どろろです。 (2020年6月12日 19時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2020年6月12日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - きぃさん» コメント有難うございます!これからは物語も大きく動いてみたり……。応援を励みに更新頑張ります!!お楽しみに!! (2020年3月18日 23時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - すっごく面白い小説ですね!これから電伝虫少女ちゃんがどうなるのか展開が楽しみです!続きの更新頑張ってください!応援してます! (2020年3月18日 14時) (レス) id: 86b27e9006 (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - 靜藍さん» コメント有難うございます!前作まで読んで頂き光栄です!なるべくテンポ良く投稿できるよう頑張ります!! (2020年3月10日 10時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朮’ | 作成日時:2020年3月8日 2時