おつかい ページ4
アラバスタ王国の港町、ナノハナについて直ぐにルフィさんはメシ屋へ直行した。
ここ数日、食事といえば魚ばかりだったし
肉好きのルフィさんには拷問の様な日々だったらしい。
原因はルフィさんなのだけれど。
いなくなってしまったルフィさんを探すのは大変だから、そのうち見つかるだろうという事で、私達も食糧など必要な物を確保しようという話になった。
私の故郷は小さな田舎の島だったため、
こういう栄えた港町というのは
記憶の限り来たことがない。
買い出しはサンジさんとウソップさん、
あと荷物があるからとカルー、
そして私が行く事になった。
私を指名したナミさんを見上げた時に軽くウィンクをされたから、私が町を見てみたいと思っていたのを見抜かれたらしい。
背中の殻は目立つからと、
大きめの風呂敷を殻にかぶせて胸の前で結び、
何となく大荷物持ってる風に仕上げてもらった。
ウソップさんとサンジさんに挟まれて歩く私は、
建ち並ぶ店々をキョロキョロと忙しく瞳を動かして見ていた。
「ナギはこういう大きい町は初めてか？」
「うん！」
見た事のない洋服、見た事のない食べ物、
とても新鮮でどこを見ても目新しい物ばかりだ。
因みにサンジさんは美しい女性を見るのに
忙しそうである。
「さっ、先ずは洋服だな」
先陣切ってお店に入って行ったサンジさんは
ルンルン♫でナミさんとビビさんの服を選んでいた。
……それ、踊り娘の衣装。
サンジさんに服のチョイスを任せると
私まで踊り娘の服にされそうなので、
早々に自分用のものは自分で選ばせていただいた。
少し大きい長袖のロングシャツに
下は普通の長ズボンを選んだら
凄くサンジさんには残念がられたけれど。
それから、店主のおばさんに背中の殻を説明すると
快く殻が出せるようにしてくれると言ってくれた。
おかげでシャツの背中と、上に羽織るマントの背中から殻が出せるようにしてもらえた。
洋服はほとんどサンジさんが選んでいたが、
ナミさんとビビさんのは
「あぁ、ナミさんにはこっちかな……。
いや、こっちの鮮やかなブールか。それとも白」
「ビビちゃんならお姫様らしく華やかなもの……。
いやいや、そこはあえて質素なものにして綺麗な髪の色が映える様に」
こんな感じで何着も見て熱心に選んでいたのに、
男性陣の分の服は
「あのクソマリモとバカはこれでいいだろう。
チョッパーはこんなもんだな」
パパッと物凄く適当に即決していた。
ウソップさんは適当に自分の分は自分で選んでいた。
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朮(プロフ) - 星猫さん» それ程アニメをよく観るわけでは無いので、ラノベ系アニメはあまり知りません。ジャンプ系なら黒バス・ぬら孫・血界戦線・るろ剣・鬼滅・リボーン等です。 その他ならドリフターズ ・最遊記・忍たま・どろろです。 (2020年6月12日 19時) (
レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年6月12日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - きぃさん» コメント有難うございます！これからは物語も大きく動いてみたり……。応援を励みに更新頑張ります！！お楽しみに！！ (2020年3月18日 23時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - すっごく面白い小説ですね！これから電伝虫少女ちゃんがどうなるのか展開が楽しみです！続きの更新頑張ってください！応援してます！ (2020年3月18日 14時) (レス) id: 86b27e9006 (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - 靜藍さん» コメント有難うございます！前作まで読んで頂き光栄です！なるべくテンポ良く投稿できるよう頑張ります！！ (2020年3月10日 10時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朮’ | 作成日時：2020年3月8日 2時
