ズーム機能搭載 ページ12
エルマルを出て、
途中でルフィさんがワルサギに
荷物を騙し取られてみたり、
サンドラ大トカゲを倒してみたり、
それに追われていた
ラクダのマツゲが仲間入り？してみたり、
何だかんだですっかり夜になってしまった。
途中で体力切れを起こした
ウソップさんはゾロさんに担がれ、
私はと言えば、
「は、はっ、はっくしょんっ！……うぅ、寒い」
ガタガタと震えながら
マツゲの背に乗って縮こまっていた。
日中はあれほど暑かったというのに、
夜の砂漠は氷点下まで冷え込んでいる。
「あんた、昼間の暑さは何ともなさそうだったのに
寒さには弱いのね」
同じくマツゲの背中になるナミさんの背中にぴったりと張り付いて少しでも暖を取ろうとしていれば、
呆れた様に言われる。
私自身、ここまで寒さに弱いとは思っていなかった。
昼間の暑さはそれこそ何ともなくて元気だったのに。
「確か電伝虫は寒さに弱い。
もしかしたらナギちゃんも同じなのかもな」
そう言ってマツゲの隣を歩くサンジさんも
かなり疲れているのか、だいぶフラフラだ。
逆に暑さには弱いが寒さに強いチョッパーさんは
昼間より多少元気そう。
「頑張って！あそこに明かりが見える。
あそこがユバのはずだから」
風で砂が舞っててよく見えないが、
前方に小さな明かりの点が見える気がする。
うーん、でも遠くて見えないなぁ。
じーーーっと私は目を細めてユバと思わしき方向を見つめていると、
「ふぁっ！？」
急に視界がぐっと狭まると同時に遠くに見えていたはずの景色が近くに見えた。
「ちょっと、急に何よ……？」
え？あれ？うん？
逆に視野が狭いせいで目の前のナミさんがよく見えない上に、ピントが合ってないのかぼやけている。
この感覚……あれだ！
双眼鏡を覗いた時の様な感覚！
「えーっと、どうもズーム機能搭載だったみたい」
「「ズーム機能？」」
ナミさんとビビさんが「何でそんな物」と言わんばかりの表情をしたが、
ゾロさんはあっさりと
「電伝虫だからな。
どんな機能があっても不思議じゃねェ」
確かに、そう言われて仕舞えばおしまいだ。
もしかして他にも機能とかあるのかな？
一先ず遠くも良く見えるのでユバの方を見つめていると、ユバの町の所だけ異様に風が強くて砂が更に多く舞っていて中の様子がほとんど見えない。
「ビビさん！ユバに竜巻みたいな風が吹いてる！」
少しすると地響きの様な音まで聞こえだし、
ビビさんは血相を変えて叫んだ。
「砂嵐っ！？
ユバの町が砂嵐に襲われてる！！」
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朮(プロフ) - 星猫さん» それ程アニメをよく観るわけでは無いので、ラノベ系アニメはあまり知りません。ジャンプ系なら黒バス・ぬら孫・血界戦線・るろ剣・鬼滅・リボーン等です。 その他ならドリフターズ ・最遊記・忍たま・どろろです。 (2020年6月12日 19時) (
レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年6月12日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - きぃさん» コメント有難うございます！これからは物語も大きく動いてみたり……。応援を励みに更新頑張ります！！お楽しみに！！ (2020年3月18日 23時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - すっごく面白い小説ですね！これから電伝虫少女ちゃんがどうなるのか展開が楽しみです！続きの更新頑張ってください！応援してます！ (2020年3月18日 14時) (レス) id: 86b27e9006 (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - 靜藍さん» コメント有難うございます！前作まで読んで頂き光栄です！なるべくテンポ良く投稿できるよう頑張ります！！ (2020年3月10日 10時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朮’ | 作成日時：2020年3月8日 2時
