休息中 ページ8
はて、僕は一体あの無人島まで何しに行ったのやら。
何だかよく分からないまま、
お肉をご馳走になって、曲芸を見て楽しんで、
適当に抜け出して軍艦まで帰ってきた。
どうやら現在のバギー海賊団はバギーを筆頭に
元々の幹部の2人と、
バギーと同盟を結んでいるアルビダという女海賊、
あとはインペルダウンの元囚人でクロコダイルの部下として働いていたMr.3ことキャンディーノを中心として成り立っているらしい。
まぁ、どうでも良いか。
「准将！ご無事でしたか！」
僕が軍艦に戻ると、
部下の皆んなはホッと胸を撫で下ろしている。
そんなに心配する要素どこにあったよ。
全員あいつの肩書とか経歴に踊らされすぎだから。
それより何より、
「うーん……、お腹いっぱいで眠い」
「……准将、いあの島で何してたんです？」
そんなのこっちが聞きたいくらいだ。
ただ飯食って帰ってきただけだよ。
報告書には普通に「生きてました」で良いかな。
他に書くこととか何もないし。
バギーの謎のカリスマ性はある種脅威と言えるけど、彼自身が特別強いわけじゃないし、
まぁ、今の七武海の中なら比較的話が通じそうな奴ではあったが……。
軍艦の給油と物資調達を行うために、
無人島から程近い島に停泊して1日休息をとりつつ、
次は鳥類に会いに行かないとかと頭を抱える。
「はぁ、次はミホークさんかぁ……」
特に何事もなく平和に済めばそれで良いのだが、
まずミホークさんのいる土地が面倒くさい。
クライガナ島のシッケアール王国跡地。
あそこには凶暴なヒヒが生息している。
元々凶暴と言うわけではなく、
何でも戦争をする人間の姿を見たからその凶暴さを学んでしまったと言うことらしいけど。
「 イツキ准将！
島の北東に海賊船を発見しました！」
「はぁ、どこの誰か分かる？」
「懸賞金3500万ベリー、ガロウズ・ローグです！」
せっかくの休息だと言うのに、
ゆっくり休んでもいられないのかよ。
「じゃあ、皆んなは島民の避難を優先。
海賊の相手は僕がしてくるからいいよ」
「分かりました！御武運を！！」
部下達が島民の避難誘導作業に回ると、
僕はガサゴソと1番大振りのナイフを取り出す。
「さてと、飛ぶ斬撃の練習でもしにいくか」
そう言って海へ身一つで飛び出すと、
月歩で海賊船に近寄って容赦なく上から斬撃を飛ばして練習台になってもらった。
前よりは威力と飛距離は出るけど、
もう少し練習した方がよさそうかな。
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朮’(プロフ) - Sun._raiseさん» コメント有難うございます！拙い文章力ですが、楽しんで頂けて何よりです！ (2022年3月7日 18時) (
レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
Sun._raise(プロフ) - 面白かった！読んでる時のワクワク感がすごく楽しかったです！！ (2022年3月4日 18時) (レス) @page27 id: 276bbde748 (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - Ａさん» コメント有難うございます！期待せず、気長にお待ちいただけると幸いです笑 (2020年7月27日 0時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
Ａ - 新世界、待ってます (2020年7月25日 15時) (レス) id: 95a8535ef0 (このIDを非表示/違反報告)
朮(プロフ) - ぐんなさん» コメント有難うございます！初めてのシリーズだったので主人公はモロ作者の好みです笑。こちらは一先ず完結しているのですが、いずれ新世界編を書きたい！ (2020年3月18日 23時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朮’ | 作成日時：2020年1月31日 18時
