左遷准将、帰還する (ページ18)

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えェ～～っ！？ページ18

「お前も来てたのか！」

「まぁ、上司命令で仕方なく」

てか、何で僕は今回のガープさんのW7行きに同行させられたんだろう。

ただの付き添いでやる事何にもないんだけど。
強いて言うなら壁の修理が唯一の仕事だな。

「あん時はありがとな！」

「こちらとしても
クロコダイルブッ飛ばしてもらえて助かったよ」

結局、麦わらの怪我の手当てに使った道具類と、
肉と水の代金は自腹を切った。

流石に領収書に書きにくかったし、
何だかんだで僕は12歳から働き詰で遊びに行かないから貯金してばかりだし。

運んできた木材をガープさんの横に置けば、
麦わらとの会話で僕の存在に気付いたチョッパー君がテコテコと駆け寄ってくる。

今日はちっちゃい姿だな。

「この前はありがとな！おかげで、
ルフィもロビンもゾロもサンジも助かったぞ！
アラバスタでもルフィの手当てしてくれたんだろ」

本来海兵としてはそこでお礼言われるとまずいんだけど、今回は目の前にいるのガープさんだしセーフか。

「どういたしまして。
それよりさ、君って狸？鹿？」

前から気になってたんだよね。
能力者なのはわかるんだけど、原型何？

「俺はトナカイだ！」

うぉっ！？大きくなった！！
成る程、トナカイか。あ、確かに角ある。

そういえばG-8支部でコバトさんに君の事聞いたけど、結構優秀なお医者さんだとか。

「トナカイで可愛くてしかも優秀な医者か……
凄いな、チョッパー君」

「バ…バカヤロー
褒められたって、嬉しくねェよ！コノヤローが！」

デレデレだな、めっちゃ嬉しそうじゃん。

コンコンコン––––と壁を修理する音が響く中、

「そういえばルフィ、お前
親父に会ったそうじゃな」

ガープさんが鼻をほじろじしながら切り出す。
指突っ込みすぎです。鼻血出ますよ。

麦わらはどうやら父親のことは知らないらしい。

「ローグタウンで見送ったと言うとったぞ」

ローグタウン？
それなら僕もいたけど、
麦わらの父親なんていただろうか。

「お前の父の名は『モンキー・Ｄ・ドラゴン』
革命家じゃ」

へー、ドラゴン。あの革命家の……。

ん？革命家の、ドラゴン？

えェ～～～～～～！！？

いやぁ、僕も思わず叫んじゃったよね。
この一族どうなってんの？癖強すぎじゃない！？

「あっ！コレやっぱ、言っちゃまずかったかのう。
じゃ、今のナシ！！」

えェェ～～～～～っ！！？

W7の皆様、どうもお騒がせいたしました。