123話*ラギーside ページ34
寮のみんなと話し込んでいて、気づいたら日が落ちかける時間になっていた。
レオナさんの部屋に行って二人でお礼を伝えると、Aがいなくなってからのオレの様子をAに話そうとするから、慌てて止めてレオナさんの部屋を出てきた。
俺たち二人の部屋に入ると、Aは窓を開けて外を眺めた。
「帰ってこれた…」
ポツリと呟いたその声は、少し震えていた。
ラ「明日からまた学校ッスね。」
「うん…」
そう言って少し俯くAの頬には涙が、夕陽に照らされてキラリと光っていた。
元通り。
何もかも元通りになった。
明日からまた、いつも通りの学園生活だ。
オレはAの隣に立ち、Aの手を取る。
「ラギー?」
ラ「A、もう絶対オレから離れないで欲しいッス。ていうか、オレもう絶対Aのこと離さないッスから。」
「うん。」
Aのためにオレが出来ることなんて、たかが知れてるかもしれない。
だってオレはお金持ちでも、どっかの王子でもないただのハイエナ。
でも、そんなオレを好きだと言ってくれるAのためなら何だってやる。
そう思いながら、嬉しそうに頬を染めるAにキスをして、強く抱きしめた。
fin…
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シュリ(プロフ) - 花さん» ありがとうございます!今少し忙しいので、落ち着いたらまた更新します!! (2020年7月19日 1時) (レス) id: 907147449f (このIDを非表示/違反報告)
花 - 応援してまーす!!頑張って下さいー (2020年7月16日 23時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュリ | 作成日時:2020年7月1日 23時