118話*カリムside ページ29
カ「は…はは…ラギー…すげーな…」
リアムを拘束しなければと小屋に足を踏み入れると、目の前でラギーが倒れた。
カ「ラギー!」
オレはラギーに駆け寄り、抱き起こした。
カ「ラギー!おい!しっかりしろ!!ラギー!!」
何度呼んでも返事はなく、オレは一先ずリアムを拘束してから、ラギーを抱き上げ、魔法で拘束したリアムを浮かせてジャミルのところに戻ることにした。
カ「ジャミル!ジャミル!」
ジャ「どうした?ってラギー!?」
カ「リアムには勝ったんだけど…その後で倒れちまって…」
ジャ「随分無茶な戦い方をしたんだな…ボロボロじゃないか…」
カ「リアムは拘束した。このまま学校に戻れば良いんだよな?」
ジャ「あぁ。レオナ先輩からラギーが勝ったらリアムを拘束して連れてこいと連絡があったからな。」
カ「絨毯に乗れるかな?」
ジャ「Aとラギーを寝かせたまま運ぶとなると難しいな…」
どうするか…と考え込んでいると、遠くから声が聞こえてきた。
ジ「カリム先輩!ジャミル先輩!」
ジャ「あれは…サバナクローのジャックか…?」
ジャミルがそう言った時にはもうすぐそこまで来ていて、やはり来たのはジャックだった。
ジ「絨毯じゃ全員乗れないだろうってレオナ先輩達が話してたんで、箒持ってきたっす。」
カ「おー!サンキューな!ちょうどどうしようかって言ってたとこだ!」
ジ「Aとラギー先輩は大丈夫なんスか?」
ジャックが心配そうに言うので、Aには回復薬を飲ませたこと、ラギーが勝ったこと、そしてその後に倒れたことを説明した。
二人を早く医者に見せるためにも、俺たちはすぐに出発した。
ジャックが乗って来た箒とは別にもう一本持って来てくれていたからジャックとジャミルは箒で。
オレはラギーとAを乗せて絨毯で。
ちなみにリアムはジャックが運んでくれることになった。
帰りながら、どうしてジャックは俺たちの居場所が分かったのかと聞くと、Aの兄ちゃんとレオナがこの山だろうと予想し、後は嗅覚でオレたちを見つけたらしい。
ジャックの嗅覚凄すぎる!!
しばらくして、ようやくナイトレイブンカレッジが見えてきた。
オレ達はまず保健室に向かう。
レオナやみんなが保健室で待っていて、医者も既に到着していた。
学園長が呼んだらしい。
オレ達はラギーとAを医者に任せて、保健室を出た。
そしてそのまま鏡の間へ向かった。
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シュリ(プロフ) - 花さん» ありがとうございます!今少し忙しいので、落ち着いたらまた更新します!! (2020年7月19日 1時) (レス) id: 907147449f (このIDを非表示/違反報告)
花 - 応援してまーす!!頑張って下さいー (2020年7月16日 23時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュリ | 作成日時:2020年7月1日 23時