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戦える22 ページ23

「…よし、皆集まったな? うっし、じゃあ始めんぞ〜」


寮に戻り、私達はこれから夕食を食べるところだ。もっとも、サークル戦とやらの説明と役職? を決める会議も兼ねて、だが。


「まずはあずさに説明すっから。あー、赤葦ヨロシクー」
「丸投げですか、最低ですね。…木兎さん! 食べながら走り回らないで下さい! 日向と影山も! …ごめん谷地さん、ちょっと間だけあの3人を頼んでもいい?」
「シャチッ!」


ああもう、と頭を抱える赤葦さん。ここで一番しっかりしていて、尚且つ苦労しているのは赤葦さんだろう。次点で仁花。私と黒尾は…ノータッチだ。


「…で、サークル戦には役職がありまして。とまあそれを話す前になぜ俺たちがこの様な養成学校に通わされているかなんだけど、まあそれは超能力を悪用させないためだったり、はたまた制御するためとか、自国を守るためだったりするよね。俺たちはこのまま進めば、日本に何かあったとき――例えば戦争とか、テロとか――に、自衛隊の最前線でサイキッカーとして応戦するだろう」


そう言って赤葦さんはふう、と溜息をつく。水をグイッとあおいで、それからまた話し始めた。


「その時にチームを組む。司令塔のRuler(ルーラー)、特攻系超能力者のOffense(オフェンス)、ガードが特に秀でているDefense(ディフェンス)、その場の状況に応じて動くTrigger(トリガー)がいる」


ああ、そういう事か。
つまりはサークル戦とは、


「実際にチームを組んだ時に自分にあった役割選び、及び滞りなく動けるように経験を積ませる為の演習ってことですか」
「そう、そういうこと。…で、一つ問題が。俺は役割決まったからいいんだけど…」
「わかります。赤葦さん以外全員…特攻系超能力者ですね」
「うん、だよね」


私はみたことないが、黒尾も木兎さんも赤葦さん曰わく特攻向きらしい。日向と影山も言わずもがな、だろう。
私と仁花に関しちゃガードはできないでもないが、なにぶん超能力の素質的には敵に突っ込んでいくタチである。


コレはいくら何でも超能力者の性質が偏り過ぎている。
 
 
 

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志織(プロフ) - ルルさん» ありがとうございます(笑)まあ矢巾くんも色々あるので、よければ彼のことも見守ってあげて下さい(笑) (2017年1月20日 19時) (レス) id: f90efcc153 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - うわぁ、この辺凄いムカツク。屈辱的な負けはryって言うのは酷い言いぐされですよ!Eランクだって、侮辱され続けるのは癪に触るんですぅ!夢主ちゃんは下克上、上等なんですぅ!あ、更新頑張って下さい (2017年1月20日 2時) (レス) id: e052dda088 (このIDを非表示/違反報告)
志織(プロフ) - 瑠璃さん» お気に召して頂けたようで良かったです(*^^*)設定多いと自分でわからなくなりそうだったので、これくらいの設定量になりました(笑)コメント、ありがとうございます! (2017年1月18日 1時) (レス) id: f90efcc153 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - ファンタジー系は設定が無駄に多くついていけない所があって苦手なのですが、この話は徐々に紐が解けていってとても面白いです!!更新楽しみにしてます!! (2017年1月17日 19時) (レス) id: c4ea085584 (このIDを非表示/違反報告)
志織(プロフ) - キャロルさん» 気になって頂けたなら書き直したかいがありました(*^^*)ありがとうございます! (2017年1月14日 19時) (レス) id: f90efcc153 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:志織 | 作成日時:2016年3月28日 22時

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