やるまで高校卒業出来ないって本当ですか

. 24 目の前 ページ25

『 ジユンオンニ ぃぃい ! ! 』

JY 「 嫌だ 」

『 私もやだぁぁあ！！ 』


この学校ではこの時期になると 校内展覧会が開かれ、学年ごとに まとめる係が必要でその中から 一､二､三学年から 3人必要らしい。

6人でもいいのに何故か 何故か3人。

キム先生のせいで 今回も見事に 選ばれて 1年はどうでもいいけど 何で 何で 2年が ホソガなのかが分からない 嫌だ、めっちゃ嫌だ。


JY 「 あれ もう始まるよね？
早く行きな 」

『 くっ… 』

JY 「 奢るよ 」

『 行ってきます 』

＊

扉が閉まっている総合学習室の中を外から見れば 1年の子が下を向いて何か書いてて ホソガも係会が始まるまで 時計を見て ってこっち向くな 目が合ったじゃねえか あの野郎


『 わぁ、遅れちゃった 』

扉を勢い良く開ければ ホソガが 机に拳を思い切り落とした。

HS「 3年がそんな調子でいいんですか？
ただでさえ この1年も 終わって 」

『 ホソガくーん、静かにしよっかぁ？？ 』


机の上の資料を見れば 毎年変わりなく 少ない資料で それに目を通すと ホソガが 声を発した。

HS 「 ヌナ 今年も担当の先生って誰 ? 」

『 誰だろうね 』

ホソガ は 資料を目を通し終わると どこの位置に展示するかを決める為 皆で案を出し合った。


＊


係会が終わり、1年の子は部活行くらしくて 途中まで見送ると ホソガが私の 手を引っ張った。

『 ジユン待ってるんだけど 』

HS 「 ユンギ ､ 先輩 でしたっけ？ 」

な、何であいつの名を。。

『 え？あ、うん 』

HS 「 ヌナの事きっと好きになりそうですよ 」

『 ミアネヨ 、色恋沙汰は 』

HS 「 … 俺の事 は？ 」

『 な、何、どうしたの？ 』

HS 「本当に 鈍感ですね ｡
… 罪なヨジャ ですよ 」

.

. 25 揶揄い→←. 23 キム先生 ｡

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す