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りんご飴を食べながら、屋台をまわる。

焼そばとかたこ焼きとかチョコバナナとか…

目にとまるものは食べ物ばっかり。

どんだけおなかすいてんだろ、俺。

「えっ、射的だ!わぁ、ぬいぐるみかわいい〜!!」

「ぬいぐるみ?僕が取りましょうか?」

「え!!いいの!?」

「いいですよ!僕、射的得意なので」

貴方が運動神経抜群なのはもう知ってます。

言うが早いに、彼はぬいぐるみ目掛けて銃を打つ。

ぬいぐるみは、バンっという音を立てて倒れた。

射的のおじさんも、お兄ちゃんやるねぇなんて言っている。

俺のために一発で取ってくれた。

これは惚れちゃうね。

「はい、どうぞ」

「わーっ!ありがとう!すごいねぇ」

「……僕、かっこよかったですか?」

「うん!かっこよすぎて惚れちゃったよ〜!…っあ」

つい本音が出てしまった。

バっと口を手で覆う。

「えへ、そこまで?こっちまで照れますよ」

ちょっと斜め下を向いた彼は、とてもかわいかった。

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設定タグ:すとぷり , BL , 妄想   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:甘党。 | 作成日時:2023年5月15日 10時

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