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まるで造られたような人に、エリート集団の金色でさえも
しどろもどろしてしまう。
「どけ」
額にはダイヤモンドの形を成した何かが埋め込まれ
羽織られているマントの左胸についているあの紋様は
侵略国家ダイヤモンド王国を現していた。
3人に今分かることは、目の前にいるのは
とてつもなく強いダイヤモンド王国の魔道士だと言うこと
そしてその他は何も分からないということ。
「植物回復魔法 夢癒の花籠。
…申し訳ありません。回復魔法の使い手の私が先に倒れてしまって…」
「余計な事は気にするな。今は自分の治癒に集中しろ。
貴様ぁぁ!!背後からいきなり攻撃するとは、それが戦士のやる事かぁぁ!!」
クラウスが声を張り上げ、魔導書を構える。
やはりいい先輩である。いい金色の魔道士である。
ユノもクラウスに怒らなかったのは、恐らく自分の事を
気にかけてくれていると気がついていたからである。
けれどもそんな熱い思いでさえ、目の前の冷たい人形には
無駄であった。
「言っている意味がわからない…。どれも同じ道端の石コロだ」
そして相手の人形が放った氷の魔法を
クラウスは何とかの思いでそれを防ぐ。
「サポートしろユノ!ダイヤモンド外道に
クローバーの金色の夜明けの力を教えてやる!」
「はい…!」
そしてユノとクラウスは魔導書を構え
今から来る巨大な魔法に備えた。
♣︎ ♣︎ ♣︎
“ラック!何故こんな事が出来ないの
何度言ったら分かるの!?
なんで笑ってるの!?
何で怒ったり泣いたり出来ないの!?
何でそんな風に生まれてきたの!”
[平民が貴族に勝った?
本校の交流魔力対戦始まって初だぞ!?]
“魔力で貴族に勝った!?ラック!
すごいじゃないの、あなたにそんな魔力があったなんて!
貴族に勝つだなんて普通出来ない事だわ。
あなたは特別だったのよ!
これからも勝つのよ!
勝って、
勝って
_____勝ち続けなさい!”
♣︎ ♣︎ ♣︎
『攻撃が好きな、ラック先輩の事だ。
きっと無理をするだろう。そしてその無理の根本的な要因は
過去の何かに縛られているからだ。
人間、欲望には勝てないものだからね』
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楓(プロフ) - 箒が放棄になってます! (2022年9月30日 0時) (レス) @page29 id: ec6c109e68 (このIDを非表示/違反報告)
来世はメロンパン(プロフ) - サヤさん» ですです!!名前出していいのかわかんなくて、他作品って描きましたが…気がついてくれて嬉しいです!! (2022年1月5日 1時) (レス) id: a6fb8de70d (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - もしかして夢主ちゃんの参考キャラって文ス○の太宰さんだったりしますか...? (2022年1月4日 23時) (レス) @page3 id: 6b856fac04 (このIDを非表示/違反報告)
来世はメロンパン(プロフ) - マナさん» ブラッククローバーですか?私が答えられる範囲であれば、大丈夫ですよ(´˘`*) (2021年12月31日 18時) (レス) id: a6fb8de70d (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ブラッククローバーについて聞きたいのですが… (2021年12月31日 18時) (レス) @page41 id: ccdfacfdab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2021年12月22日 3時